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3月にアウェイで水戸と対戦したときは、北九州は自分たちのペースでゲームを進めていながら決定機を欠き、無得点の引き分けに終わった。戦いぶりはJ2の先輩チームを相手に堂々たるものがあったのだが、チャンスをいかせない北九州のまずさが勝利を遠のけた。
それから4ヶ月。北九州は生まれ変わったと言っていいだろう。前半戦に目立った拙攻は少なくなり、確実なパスワークからチャンスを作れるようになってきた。まだ決定機を逸することはあるものの、中断明け試合の第18節・熊本戦では後半のロスタイムに同点に追いくなどゴールへのどん欲さは3月とのそれとは大きく異なる。重光貴葵も「最後まであきらめなかったのは進歩」と振り返る。先制されるとずるずる時間だけを消費するようなチームはそこにはなく、粘り強い攻撃がチャンスを生み、ゴールへの執念が得点をたたき出そうとしている。
対する水戸は「(後半戦は)相手のことを気にせず戦う」と木山隆之監督が話すように、自分たちのサッカーを貫いていく構えだ。ただ中断明けの岡山戦ではパスサッカーに徹そうとしたもののPKの1点を入れたのみで惜敗。「自分たちがトレーニングしてきた、パスをつなぐ、ボールを支配するという、そこはよく出ていた」(木山監督)と手応えはあったものの、翌週の大分戦は雷雨のため再試合となり、まだ結果には結びついていない。中断期間中にチームが試してきたサッカーでどこまで戦っていけるか、今週の北九州戦は一つの試金石になるだろう。
ところで北九州は守備の要が二人、試合前後にバースデーを迎える。7月31日で27歳になった重光は「(バースデーゴールは)決めたことも、決めてもらったこともない」と話したあとで、表情をきっと引き締めて「そろそろ初得点決めたいし、誰でもいいから点を決めて2勝目をあげたい」と話した。8月2日が誕生日の長野聡は「(誕生日前後の試合は)結構勝ってます。負けたことはないんじゃないかな」と強運をアピール。「僕らは守りではないので」とバースデーゴールについては言明しなかったが、この二人が中心になって水戸の攻撃を0に抑えられるかどうかも見どころだ。
ゲームそのものについては、北九州のレオナルドは「攻め合いになるだろう」と予想する。前回の対戦と同じようにボールを持つ時間に大きな差は開かないだろう。向上しつつある北九州の決定力や勝利への執念、パスサッカーを徹底させつつある水戸の丁寧な攻撃が、得点そして勝利という実を結べるか。ともに勝利から遠ざかっているチーム同士の後半戦を占う一戦となる。
以上
2010.07.31 Reported by 上田真之介













