スカパー!生中継 Ch183 後06:50〜
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夏休み最後の日曜日、現在14位の愛媛はホームに12位の札幌を迎える。シーズン序盤こそ中位から上位を目指す位置につけていた両チームだが、上昇気流に乗り切れないまま試合を重ね、今の順位に甘んじている。ここ数試合を振り返れば札幌は第18節、3−0で千葉に完勝したもののその後は連敗。北九州を退けた後、再び2試合勝利から遠ざかった。対する愛媛は、9戦未勝利という長いトンネルから抜け出せない苦しい状況。とはいえ、まだまだ混戦が続く中位グループ。着実に勝点3を積み重ねられれば一桁、そして上位進出も目指せる。
そんな状況に置かれている愛媛と札幌だが、前節はともにスコアレスドロー。愛媛はアウェイで横浜FCと引き分け、札幌はホームで栃木と勝点1を分け合っている。ただ、愛媛にとっては大きな意味を持つ勝点1、そして無失点。失点ゼロで切り抜けた試合は、前回勝利を収めた第14節の大分戦以来、実に9試合ぶり。シーズン序盤戦はリーグ屈指の堅守で勝点を重ねていた愛媛。「前半戦を思い出すいいキッカケになったのでは」とMF赤井秀一は前を向き、怪我からの復帰戦となったDF小原章吾も「ゼロで抑えたことをポジティブに考えたいし、1歩前進したと思えば次は勝利も見えてくる」と手ごたえを語った。
さらに守備の部分に関して、「柏戦ではディフェンスラインと中盤のラインが空いていたので、横浜FC戦ではその部分を意識していた」とMF杉浦恭平は振り返ったが、前線と中盤、ディフェンスラインの距離感を適切に保ち、さらに左右のスライドでもキッチリポジションを埋め、高い安定感を見せた守備については完封という結果も含めて評価したい。しかし、その一方で「守備の方で意識が強すぎて、攻撃では迫力を欠いた場面も多かった」と続けた杉浦。守備への素早い切り替えとは逆に、ペースアップできなかった攻撃への切り替え。出場停止でピッチの外から試合を見たFW石井謙伍は「全体的にバックパスが多かったかな、という印象。前を向いてパスができるチャンスで後ろに戻してしまっていたので、次はチャンスをチーム全体で感じられれば、いい攻撃に移れる」と札幌戦への課題を語った。
ただ、もうひとつ守備から効果的な攻撃に移れなかった要因がミスの多さ。これは同じくゴールを奪えなかった札幌にも共通した問題だ。この暑さの中で、ミスをなくせということは不可能だろう。しかし、逆に守備の場面を振り返ってみたい。9試合連続してゴールを重ねていた横浜FCを完封した愛媛だが、守備の面でもミスがなかったわけではない。不用意なバックパスやマークのズレもなかったわけではなかったが、チーム全体でカバーし合い、前向きなディフェンスから完封という結果につなげた。同じことを今節は攻撃へとつなげられるか。サッカーにミスは付き物なのだから、それを乗り越えるポジティブな姿勢を90分間、攻撃でも示したい。「FWが起点になってスピードアップすることが大事だし、そればかりじゃなくFWなら裏に抜けてスペースも狙いたい」とゴールへの意欲を見せる石井。今週の愛媛は様々な状況を想定しながら、攻撃面でのトレーニングに多くの時間を割いた。その成果をピッチで表現し、4試合ぶりのゴールで勝利をつかみ取れるかが夏休み最後の宿題となる。
対する札幌も、まずは上位進出に向けて欠かせない勝点3。出場停止からDFアライールも帰ってきて、安定感を増す愛媛の守備をどう崩すのか。一瞬の隙を見逃さないFW内村圭宏の怖さは愛媛も前半戦の対戦で改めて実感しており、簡単には自由を与えないはずだ。ただ、札幌もMF宮澤裕樹が出場停止から戻ってきて、U-19日本代表から帰ってきたMF古田寛幸、前節の栃木戦では途中出場でチャンスを作ったFW横野純貴ら戦力が整うのは心強い。愛媛がボールを失った後、守備を固める前に積極的に仕掛けていけば隙を突くことも可能だ。奪った後のボールをいかに大事に、そして素早く前に運べるか。愛媛も札幌も、アグレッシブにゴールを目指す試合展開に期待したい。
以上
2010.08.28 Reported by 近藤義博













