8月28日(土) 2010 J1リーグ戦 第21節
C大阪 2 - 0 大宮 (18:04/金鳥スタ/9,799人)
得点者:23' 清武弘嗣(C大阪)、78' アドリアーノ(C大阪)
スカパー!再放送 Ch185 8/30(月)後00:30〜
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13日連続猛暑日という過去最長記録を更新した28日の大阪市。その南部にある長居公園も、日中は容赦なく照りつける陽射しと暑さに包まれた。日陰でさえ、立っているだけで汗が噴き出して止まらなくなるような状況のなか、新ホーム、金鳥スタでの3戦目に臨んだ2位C大阪。今季唯一公式戦で2敗している難敵、大宮との一戦に臨んだが、過去の対戦とは違い、現在の勢い、好調さを示したゲームを、今節でもサポーターの前で展開する。
いまや金鳥スタ名物ともなっている強い西日を考慮して、今回もホーム側とは反対の、メインスタンド向かって左側のエンドを選択した前半のC大阪。序盤から左サイドバックの丸橋祐介がアーリークロスやミドルシュートでチャンスを作るなど、早々に主導権を握ると、司令塔のマルチネス、家長昭博を軸にボールを支配する。15分過ぎからパスミス、クリアミスが散見し、大宮に決定機を与えるシーンもあったが、リーグ最少失点を支え続けているセンターバックの茂庭照幸、上本大海を中心に身体を張ったディフェンスで凌ぐと、23分に先制に成功する。
そのきっかけも、センターバックの1人、上本から始まる。ハーフウェーライン手前あたりで上本が大宮FWラファエルからボールをカット。そこから、一旦アドリアーノに出して、自らもオーバーラップした上本は、再びボールを左サイドでもらうと、相手ゴールライン付近まで攻め上がってセンタリング。これをファーに回っていたアドリアーノがヘッドで折り返すと、ゴール前中央で「これは絶対に来るな」と待っていたのは、今季大宮戦初出場となった清武弘嗣。相手DFがアドリアーノに引き付けられていたこともあり、フリーになった13番は、ゴールネット上部に豪快に右ボレーを叩きこんだ。第14節山形戦以来、約1か月ぶりのゴールを決めた20歳のエース候補は、その後もキレ味鋭い動き出しからのシュートや、CKからカウンターを許した際でも懸命に戻ってピンチを防ぐなど、攻守に存在感を発揮。この清武の活躍もあって、前半はC大阪1点リードで折り返す。
後半に入ると、早々に大宮MF藤本主税がこの日2枚目の警告を受けて退場となり、数的優位に立ったC大阪。これで一気に勢いづくかと思われたが、再三の決定機をアドリアーノらが逃し、また、1人少なくても運動量が落ちない大宮を崩しきれない。そこで動いたのはC大阪のレヴィー クルピ監督。71分に小松塁、73分に酒本憲幸を相次いで投入して攻撃を活性化すると、それが再び流れを引き寄せたのか、78分に待望の追加点を獲得する。
それは相手の1つのミスからだった。途中からピッチに入っていた大宮MF李浩の不用意なバックヘッドを、C大阪のエースストライカー、アドリアーノは見逃さなかった。前半から激しいプレスを前線でかけ続けてきた9番は、ボールをカットすると、そのままGKとの1対1に持ち込み、抜き切る前に冷静にシュート。きれいにボールをゴールに流し込み、今季8得点目を奪取。これで勝負は決まった。
結局その後の得点こそならなかったが、後半は大宮のシュートを3本に抑えたC大阪が、前節に引き続き完封勝利。開幕戦完敗、ヤマザキナビスコカップ惜敗のリベンジも果たした。これで8月は負けなしの4連勝で締めくくったが、「ゲーム内容に関しては満足できるものではない」とレヴィー クルピ監督。「決定的なチャンスをあれだけ作りながら、2点しか取れなかったこと、これはもう、1点でも多く取るというスピリッツが、まだ足りなかった」と、この勝利にもおごらず、上位争い継続のためのイレブンへの厳しい注文を忘れなかった。また、日本代表に選出された乾貴士も「全然何もできなかったので、反省する点ばかり」と自らを戒めるなど、今後に向けての課題を、この一戦を通じてさらに得ていたようだった。
一方の大宮は、これで2戦連続複数失点での完封負け。3試合ぶりに先発して左サイドバックに入った鈴木規郎の左クロスや、大宮のお家芸でもある運動量豊富なプレッシングなどでC大阪を苦しめる場面もあったが、「最後の崩しのところは前半も後半も非常にうまくいかなかった」と、鈴木淳監督。退場者が出て、ミスから失点したこともあって、結果を出すことができず。順位も16位に後退してしまった。それでも、相手の茂庭が「強いし、柔らかいし、足も手も長いので、正直手も足も出ない感じ」と絶賛したラファエルの復帰は好材料。また、この日も精力的な動きで決定機に絡んでいた李天秀が、ラファエルとコンビを組んだのがこの試合が初めてだったこともあり、「(ラファエルと李天秀は)時間が経てば、さらにコンビネーションはよくなってきて、もっとゴールに迫れるんじゃないかと思う」と、指揮官も今後に期待を寄せていた。
以上
2010.08.29 Reported by 前田敏勝













