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J2リーグ戦第24節終了時には勝点42でJ1昇格圏の3位にいた千葉。その時点では勝点40で4位だった福岡は千葉よりも消化試合が1試合少ないため、例えばMF佐藤勇人は第25節福岡戦前のさらに以前から「(福岡が千葉よりも少ない1試合を勝てば、勝点が+3になることから)ウチは現時点では実質4位のようなものなので、自分は3位だとは思っていない」と話していた。それだけに、前節で福岡に勝てば勝点差が5となり、名実ともに千葉が3位となるところだったが、1−2の逆転負け。千葉は4位に後退した。
千葉の9月のホームゲームは2試合で、今節の対戦相手は柏のため『千葉ダービー』。第28節はユニフォーム&チームカラーに千葉と同じ黄色が入っている栃木SCが対戦相手のため『イエローダービー』となる。さらに、柏もユニフォーム&チームカラーがイエローのため、千葉は『千葉ダービー』に『千葉も黄色も絶対に譲らない。』というキャッチコピーをつけて臨む。だが、今の千葉は『千葉ダービー』や『イエローダービー』など、もはや関係ない。選手が言うように「残りの試合は全勝するつもりで戦う」『一戦必勝』の姿勢が必要だ。たとえ千葉が全勝しても、J1昇格は千葉の上位チーム(現時点では柏、甲府、福岡)の勝敗次第という他力本願の状況。それだけに、勝点差は13と遠く離れた首位にいる柏が相手でも、今節は勝点3獲得が最低条件といえる。
前節は、ゴールを強く意識してプレーしたセンターバックのDF青木良太のロングシュートが先制ゴールとなった。千葉はその後も得点機を作ったが、追加点は取れず1点のみ。千葉は前節終了時で柏、甲府とともにJ2トップの45得点で、数字を見れば得点力は突出している。だが、本当に欲しい時に取れていないことが、すでに6敗を喫した要因の一つだ。柏の攻撃力を考えれば千葉の無失点勝利は難しく思われるだけに、まずは先制点奪取が必要だし、先制点を取ったあとの波に乗れている時間に追加点が欲しい。
また、前節は逆転を狙って後半の立ち上がりから勢いよく攻めに出た福岡に押し込まれた。千葉はディフェンスラインが下がり、それに呼応するかのように中盤の選手まで下がってしまい、せっかくクリアしたボールを福岡の選手に拾われて波状攻撃を受けた。今節でも柏が押し込む時間帯はあるだろう。その時、どれだけ選手個々でもチーム全体としても的確な状況判断とプレーの選択をして、例えばアウトオブプレーにするなどして流れを切れるか。賢くプレーできるかどうかが守備のポイントだ。GK櫛野亮、DFのマーク・ミリガン(オーストラリアに帰国中)、茶野隆行、アレックスと守備陣に負傷欠場者が多い千葉だが、一部の選手はすでに全体練習に復帰。だが、前節の連続失点で悔しい思いをした選手たちの奮起に期待したい。
『千葉ダービー』の前売りチケットは9月17日時点で完売間近。前節は多くの千葉サポーターが応援に駆けつけたが、やはりホームの福岡サポーターが作り出した雰囲気に千葉は飲まれた感があった。今節はフクダ電子アリーナを埋め尽くす千葉サポーターが後押しをしてくれる。内容はともかく結果が絶対に必要な一戦。勝って笑顔の千葉の選手が見たい。
以上
2010.09.17 Reported by 赤沼圭子













