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【J2:第26節 千葉 vs 柏】柏側プレビュー:万全の状態でフクアリに乗り込む柏。4位・千葉を直接叩き、昇格へ勢いをつけたい一戦!(10.09.19)

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9月19日(日)J2 第26節 千葉 vs 柏(18:30KICK OFF/フクアリチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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前回、7月25日の対戦から約2ヶ月。柏と千葉の勝点差は今季最大の13にまで広がり、柏が首位を快走するのとは対照的に、千葉は前節の福岡戦に敗れて昇格圏外の4位へと順位を下げた。ダービーの持つライバル同士という意味合いの他、千葉にとってはもう後がない『背水の陣』、そして柏にとっては4位チームを直接叩くことで、昇格を大きく引き寄せる重要な戦いとなる。

このゲームのポイントは、ポゼッション志向の両者だけに、本来ならば「どちらが中盤を支配するのか」というところこそ焦点になるのだが、前節の千葉の布陣を見ると、最終ラインではマーク・ミリガンとアレックスを欠き、ボランチには中後雅喜ではなく守備力に長けた山口慶を置いている。つまり、ボールを動かすという点では、最終ラインにパク・ドンヒョクと近藤直也、中盤に栗澤僚一、大谷秀和、レアンドロ・ドミンゲスを揃える柏に分があると思われる。千葉は後がないというこの状況、しかも第24節の岡山戦ではパスワークで相手守備陣形を崩すというよりも、長いボールを前線に送り、そのセカンドボールを拾ってからの攻撃が目立っていたことから、柏に対しロングボールとリアクションサッカーで応戦してくる可能性も否定はできない。

柏が前節の富山戦で苦戦を強いられた理由は、長いボールを弾き返した後、中盤のポジショニングの悪さにより、セカンドボールをことごとく富山に支配されたからである。仮に千葉が長めのボールを主体に攻撃を仕掛けてくる場合は、ネルシーニョ監督が富山戦のハーフタイムに「守備を確認して、そこから徐々にうちの流れに持ってくる」と修正を施したように、攻撃面やポゼッションに捉われるのではなく、まずは全体のバランスこそ重要である。同じ轍は踏まんとばかりに「まずは守備から入る」と林陵平も語っているが、セカンドボールさえ支配できれば、前述のとおりボールを動かせる選手は柏の方が多いだけに、必然と流れは来るはずだ。

「両チームの間に差はない。どっちが勝ってもおかしくない」。澤昌克は、そう千葉の実力を警戒しながらも、「相手がどこであれ、自分たちのサッカーをすることが相手に脅威を与える。今の順位にいる自分たちは何が違うのかというところを見せたい」と柏の守備力と攻撃の連動性を90分に渡り続け、勝点3奪取に意欲を燃やす。このところ好調の林も「拮抗した試合になる」と展開を予想した後、「この試合は“クラシコ”。うちらにとって重要なプライドを賭けた試合。必ず先制点を奪う」と8月の甲府戦でのゴール同様、ビッグマッチのゴールを誓った。前回のダービーで大暴れした田中順也も「千葉に対して良いイメージはできているし、僕はこういうお祭りごとには強い」と、まるで“ダービー男”襲名を狙うかのような言葉を残した。こうしたモチベーションの高さは、いずれの選手からも伝わってきている。

千葉にとってこれ以上の敗戦は、昇格レースからの脱落にもつながりかねない。だが情けはかけない。柏は全力を持って千葉を倒しにいき、勝点差を16まで広げ、その勢いで一気に昇格まで突っ走りたい。

以上

2010.09.18 Reported by 鈴木潤
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