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【J1:第29節 鹿島 vs 名古屋】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(10.11.07)

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11月7日(日) 2010 J1リーグ戦 第29節
鹿島 1 - 0 名古屋 (16:05/カシマ/27,969人)
得点者:59' マルキーニョス(鹿島)
スカパー!再放送 Ch183 11/8(月)前11:00〜
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●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:湘南戦(26節)はテレビでしか観てないですが、良くない出来だったと思う。ただ、そのあと横浜FM戦でスーパーサッカーをやって、新潟戦でもそうでした。そして今日も…。まさにチャンピオンらしいサッカーで名古屋を下したと思います。いま、鹿島と名古屋の勝点差は8あるんですね。この8差の意味はどういうことなんでしょうか?
「確かに、自分たちらしいやり方というのが、試合によってはできませんでした。それが10分けという数字に表れています。そのなかで5試合くらいは勝たなければいけなかった、あるいは勝ちに等しい内容でありながら引き分けてしまっていて、それがこの勝点差の要因になっています。ただし、可能性がなくなったわけではないので、その可能性がある限り全力を尽くしていくのが当たり前のことです。今日は首位のチームとの対戦で勝利を収めることができました。その差が8にもなっていますけど、1つ1つ差を詰めていく形にもっていければと思いますし、チームとして苦しい状況のなかでも、やるべきことをやらなければいけません。それを一人ひとりが割り切ってやっていかなければいけない部分であって、それが今日の試合を観れば、一人ひとりの姿勢で示されているわけで、クラブ全体でも全員で取り組んでいます。勝点8はまだ追い付くことが可能であり、その光がある限り、全力で選手たちとともに取り組んでいきたいと思います」

Q:今日の試合はビッグゲームで、この勝利が6ポイントに相当する大事な試合だったと思います。その試合の前に、名古屋に対してどの辺に注意して入ろうと思っていたのか。そして後半から遠藤選手を入れましたが、その狙いは?
「名古屋というのはただのチームではなく、スーパーチームです。それは誰が出ても、遜色なくできる、あるいは質を保ちながら戦えます。また、帰化した選手を含めると外国人も6人いるわけであって、ケネディ、ブルザノビッチ、ダニルソン、マギヌン、闘莉王、アレックス(三都主アレサンドロ)がいます。それにプラスして、今シーズンは日本人を、それも優秀な日本人を補強しました。今日の交代を見ても豪華なメンバーがいて、いろんな工夫ができるメンバーがいます。試合の状況に応じて、いろんな変化をもたらすことができます。紙の上だけで見れば、その差が部分的にあると思いますけど、ただ、自分たちは相手を分析した上で長所を出させないようにすること、機能性や効率性を働かさせない、あるいは回数を減らすということで、拮抗した試合になります。当然ながら相手も長所だけでなく短所もありますので、その短所が出るような状況に持っていければ、自分たちがチャンスをつくれるのではないかと思いました。選手たちが理解を深めて取り組んだ成果もあって、徐々に試合のなかでもチャンスを作り出して、そのなかで後半になって1点を取れました。そのあとも、相手がいろいろな変化してくる中で、我々の方でも1回か2回、試合を決定づけられるチャンスがあったわけであって、それを決めていれば、試合が楽になったかもしれません。ただ、こういった大きな試合で、選手たちがしっかりチームスピリットをもって戦った成果が勝利としてあるのではないかと思います。
交代についてですが、狙いは特にありませんでした。フェリペが足の痛みを訴えたのでやむを得ず、交代しなければなりませんでした」

Q:遠藤選手の交代に狙いがないということですが、ただ前半もチャンスをつくれていたけれども点が取れなかった。後半もまたチャンスをつくり、得点自体は相手のミスを突く形でしたが、前半と後半に狙いの違いはあったのでしょうか?
「ミスからの得点が悪いように捉えているようですが、ミスをさせる作業というものも、サッカーの一部としてあるわけですし、そういう形を相手に出させるようにすることがプランとして毎試合あるわけです。そういう風に持っていったときに相手がミスをして、我々が得点をしました。前後半ともにチャンスがつくれたのは我々が狙いとしていた形からでしたし、どんな形だろうと得点であり、我々がミスをして失点することがあるように、得点もミスから生まれるのもサッカーにおいては当たり前だと思います」

Q:先ほど話があった、グランパスの長所があって短所もあるという、その部分を具体的にお願いします。
「長所に関しては言えますが、短所については相手に対する敬意から申し上げることはしたくありません。長所については、あれだけ優秀な人材がいるということです。1人が抜けても、代わりの選手がいるわけであって、それは11人だけでなく、ベンチにもいて、ポジションによっては2人、3人いる場合もあります。その競争というものがあってチームが成り立っているのだと思います。短所については、各チームの担当者が見つけ出して、そこを突いていかなければならないということが一つ。もう一つは、僕が短所を申し上げる立場にはないと思います。逆に皆さんが、その仕事をやっている立場だと思いますし、そうしたことを見る立場だと思います。僕がそうしたことを言うのは対戦相手に対して敬意に欠ける言動だと思いますので、ご了承頂ければと思います」

Q:長所の部分ではケネディ選手の高さがあると思います。ケネディ選手の高さに対してはどういうプランで戦おうとしていたのでしょうか?
「確かに長所としてケネディ選手へのボールがあります。まずは彼が受けてから対応すると厳しくなってきます。その供給源を潰す、あるいは精度を落とさせることを徹底的にやらなければなりません。あとは、全部完璧にフィードする選手を邪魔できるわけではないので、ボールが入ったときにはまず、タイトなマークをする。そして、挟み込んでボールを奪うことで、彼の効率を下げようとしました。彼の効率によって、後ろから来る選手やサポートに入る選手が生きてくるわけなので、そこを極力働かせない作業をやれば、と思っていました」

Q:終盤、鹿島がリードしている展開の時、闘莉王選手らが入ってきてパワープレーでどんどんボールが入って来ることに対して、予想して選手に伝えていた部分はあるのですか?
「今日だけでなく、名古屋は試合に負けているときにそうした手段を使う傾向にあることは明確でした。それがどのタイミングなのか、どの選手が入って来るのかは、だいたい予想がつくことです。先ほども言いましたが、ケネディに入るボールとそのセカンドボールもそうだし、入った瞬間にどういう風に対応していくのか、途中交代で入って来る選手に対してどう対応するのかも話をしました。慌てずに対応することが選手たちはしっかりできたと思います。逆にその時間帯から、我々はチャンスを多く作り出すことができたと思います。2点目、3点目を取れた状況がありました。名古屋は、どうしても負けている状況のときは前に出てくる意識が強くなるので、スペースができます。恐らく上から見ていて3対3、4対4、逆にこっちが数的優位な状況もあったと思います。攻撃に関してはブルザノビッチ、闘莉王、ケネディを入れて、時には増川選手も入って、かなり平均身長が高くなる。そうなれば高いボール、空中戦で勝負をし始めるということはわかっていることです。それを落ち着いて、対応して耐えることができました。セカンドボールを拾って、相手が前に対する意識を高めてくるので、そういった同数や数的優位のときにものにできればいいかな、と思っていました」

Q:マルキーニョス選手が相手のボランチの裏でプレーするようにと指示を受けたと話していたのですが、そのあたりが名古屋に対する決定打となったのでしょうか?
「僕は今回だけ、そういう指示を出していただけではなく、また名古屋の欠点だとは捉えていません。どの試合でも、そこが使われるか使われないかの勝負であって、他の試合でもどのチームもそこを使うように狙っているわけであって、またダニルソン選手に関しても素晴らしいずば抜けた能力を持っている選手です」

Q:ちょっと趣向を変えてですね、先ほどストイコビッチ監督が「アントラーズはリスペクトしている、ただ最後に勝つのは俺たちだ」と確信を込めて言ってたんですね。70年代、80年代、ずっとヨーロッパに行っていて、現場の監督を知っているのですが、終盤5試合で選手たちの確信レベルをいかに高められるかが勝負どころだと、みんな言われていた。
ここで質問なんですけれども、名古屋は今まで優勝したことはない。ところが鹿島は冠たる歴史を持っている。最後の5試合で勝点差8だといっても、ないに等しいような差のように私は思うんですけど、その差が最後の5試合をすごく左右すると思うのですが、その点についてはいかがですか?
「僕自身もいろんな監督のもとで仕事をして、経験がありますので、試合の終盤にいろいろなことが起こることはわかっています。またJリーグにおいても、僕が来てからは最後のほうは混戦で、どこが勝ってもおかしくない状況が、最低でもこの3年間は僕自身が味わってきました。最後までわからない部分がサッカーのおもしろみではないかと思います。天気予報や交通情報は技術の進歩とともに、明日雨が降るのかどうかわかるようになりましたし、渋滞かどうかもわかるようになりました。ただし、サッカーというスポーツは不思議なことに、なにか機械で明日の結果がわかるようなものではありません。難しいところがあると思います。優勝を経験している者と、経験していない者の差が出るのか出ないのかも、わからない部分であって、もしかして出るかもしれないし、出ないかもしれません。それがサッカーのおもしろさだと思います。僕自身は、今後、残り数試合をあるなかで、こういう風に考え、こういう風に取り組もうと思っていると選手には伝えてあります。それを選手が納得して、取り組んでくる作業をずっとやってきたわけであってなにも変わったところはありません。特別なことは、自分自身は意識していません。皆さんの好きな数字の話をしますと、リーグ戦では10分けがありました。そのなかの5試合くらいは勝ってもおかしくありませんでした。その5試合があれば、もっと上の順位にいて、もっと楽だったはずです。ただ、リーグでも失点は少ない方であって、恐らくまだ失点も少なく、得失点差でも上位におり、負け数でも恐らく少ないはずです。引き分けという数字だけは断トツですが、数字上だけ見れば安定しているチームだと思います。もう少し引き分けが10回あるといことをシーズンはじめからわかっていれば、苦しいこともなかったでしょう。ただ、サッカーというのは一生懸命努力し続けて、そういう風になってしまったら仕方がありません。勝ちたいという気持ちだけで勝てるなら、どんなチームでも勝てているはずです。人間がやる以上、厳しいところがあり、気分が良いときもあり、悪いときもあります。いろんなところがあってのおもしろさのはずです。12月4日が最後の試合だと、リーグから言われているので、そこまでコツコツとやっていきたいと思っています」

以上
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