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【第90回天皇杯4回戦 鹿島 vs C大阪】レポート:前後半で主導権が逆転。しかし、前半2点リードを奪った鹿島が逃げ切り、ベスト8へ進出を決める!(10.11.18)

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11月17日(水) 第90回天皇杯4回戦
鹿島 2 - 1 C大阪 (19:04/カシマ/3,105人)
得点者:17' オウンゴール(鹿島)、44' 野沢 拓也(鹿島)、84' アドリアーノ(C大阪)
チケット情報天皇杯特集
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試合開始直後から、C大阪の攻撃陣になかなかボールが入らない。
「相手が結構前から来ていて、ちょっとハマってしまったかなという感じでした。相手のプレッシャーも速かった」
C大阪・左サイドバックの丸橋祐介がそうふり返るほど、鹿島の出足は鋭かった。中盤の人数が5枚いることも、C大阪のくさびのパスを防ぐには効果的だったのかもしれない。しかし、それよりなにより、ボールを次々と奪う選手がこの日の中盤には存在した。
「久しぶりのスタメンだったので、強い気持ちを持ってやろうと思いました」
試合が終わったあと、ミックスゾーンに現れた青木剛はいつものように木訥とした印象を抱かせる。しかし、つい少し前まで、ピッチの上では闘志をむき出しにして戦っていた。
中2日の連戦ということで、鹿島はマルキーニョスを温存し、さらに中田浩二と小笠原満男を前後半45分ずつで入れ替えた。
「(小笠原)満男さんと(中田)浩二さんが、こういう使い方をするかもしれないと言われていた。そのためには僕のパフォーマンスが良くないと、そういう使い方もできない。だから、90分しっかり頑張ろうと思っていた」
まさに青木あっての温存策だったのである。
守備で貢献したのが青木なら、攻撃は野沢拓也が出色だった。17分、1本目のフリーキックで相手のオウンゴールを誘うと、44分には2本目のフリーキックを直接ゴールへ。「近かったから蹴り方を変えた」というシュートに、キーパーのキム・ジンヒョンは一歩も動くことができなかった。

2点のリードを奪ったあとは、ゲームをコントロールしながら、相手の隙をついて追加点を奪う。しかし、一発勝負の天皇杯ということで、リスクを冒して前に出るC大阪の勢いに押され、後半は形勢逆転。オズワルド・オリヴェイラ監督も「3点目を取るチャンスは何度もあって、それをしっかり決めていれば試合はクローズしていました」と嘆いたように、カウンターのチャンスも得点に繋げることができなかった。
とはいえ、C大阪の反撃も見事だった。後半開始から羽田憲司に代えて永井龍を入れて2トップに変更する。ボランチには家長昭博を下げてゲームメイクを託した。すると、開始早々からチャンスをつくる。前半は鳴かず飛ばずだったアドリアーノが前を向くプレーが増え、至近距離からシュートを放つなど得点機は一気に増えた。
しかし、そのチャンスを曽ヶ端準が阻止する。C大阪にすれば、後半の早い時間帯で得点が奪えていれば状況は変わったかもしれない。1点目が入ったのは、試合終了も押し迫る84分。その後も猛攻を仕掛けたがあと一歩及ばなかった。クルピ監督も「互角な試合だったのではないかと思います」と言いながら「勝利、少なくとも引き分けというところまでは若干足りなかったかなと思います」と振り返った。
 
ACL出場を目指すC大阪は、この敗戦でリーグ戦の成績で出場権を得るしか方法がなくなってしまった。3位G大阪との勝点差は4。残り4試合で死力を尽くすことになる。
鹿島は公式戦3連勝と波に乗る。こちらは首位名古屋との差が8と、さらに差が開いているが諦めた選手はいない。
「リーグ戦では名古屋、川崎Fと強敵に勝ってきた。また中2日なので気持ちを切らさずにやりたい」と青木が言えば、「この勢いでリーグ戦もがんばります」と野沢も気持ちを切り替える。一戦必勝、ひとつずつ勝っていくしかない。

以上

2010.11.18 Reported by 田中滋
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