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【第90回天皇杯4回戦 大宮 vs 福岡】レポート:離されても食らいつく。力の限りに相手にぶつかり、走り抜く。チャレンジャー精神で戦う福岡が激闘を制す(10.11.18)

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11月17日(水) 第90回天皇杯4回戦
大宮 2 - 2(PK 3 - 4)福岡 (19:00/NACK/2,265人)
得点者:18' 藤田 祥史(大宮)、19' 孫 正倫(福岡)、72' 杉山 新(大宮)、84' 高橋 泰(福岡)
チケット情報天皇杯特集
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アグレッシブでスピーディ、そして、チャレンジャー精神あふれるサッカー。それが今シーズンの福岡が掲げるサッカーだ。ピッチに立つのはリーグ戦での出場機会の少ない選手たちが中心。しかし、演じるサッカーに揺るぎはない。大宮のパスワークに振り回されてもどこまでも食らいつき、局面の争いでは決して引けを取らず、そして貪欲にゴールを狙い、最後は六反勇治がゴール前に立ちはだかった。
「70分くらいできつくなって、両腿がつったけれども、ここからが我慢だと自分に言い聞かせて何とかすると思ってプレーした」(山口和樹)。体力の限界は超えていた。それでもアグレッシブに戦い続けた120分間。それが勝利を手にした要因だった。「苦しい戦いだった。けれど、120分間プラスPKまで、本当に良く戦ってくれた」と篠田善之監督は激闘を振り返る。これで福岡は3回戦の広島に続き、PK戦でJ1勢を撃破。前身の福岡ブルックス以来15年ぶり、アビスパ福岡としては初のベスト8進出を果たした。

立ち上がりにリズムを刻んだのは大宮だった。激しくボールに寄せてくる福岡を軽快なパスワークでかわすと、両サイドを効果的に使ってチャンスを演出。そして中央にできるスペースをドリブルで仕掛けて福岡の守備網を切り崩していく。その流れのままに先制点が生まれたのは18分。右サイドをドリブルで突破した橋本早十からのクロスを、藤田祥史が落ち着いて左足で蹴り込んだ。粘る福岡を攻め続けて奪った先制点。この時点では、大宮のJ1の意地が福岡の頑張りを上回っているように見えた。
しかし、福岡のチャレンジャー精神に揺るぎはない。その直後の19分、一気に攻撃に転ずると、右サイドに流れた高橋泰がゴール前へ。すると、FWでプレーする永里源気を飛び越してファーサイドからゴール前に走り込んできた孫正倫が左足を一閃。大宮のゴールネットを揺らした。
ここからは福岡のリズム。ロングボールと、強引に中央突破を図ろうとする大宮の攻撃を粘り強く跳ね返すと、バイタルエリアに効果的にくさびのボールを打ちこんでチャンスを作っていく。

後半は再び大宮のリズム。「相手の背後を狙うときはダイアゴナルに。ランニングもパスも角度をつけること」という鈴木淳監督の指示を受けて攻撃が活性化。ピッチを広く使ったパスワークが蘇り、左サイドからの攻撃を中心に福岡ゴールに迫る。そして72分、杉山新の左足がゴールを捉えた。
しかし福岡は諦めない。篠田監督は74分に大久保哲哉、77分には岡本英也をピッチに送り込み「攻めろ」という意志を選手たちに伝える。この采配で流れが一気に変わった。前線で存在感を見せる大久保を中心に両サイドから攻め上がる回数が増えていく。そして84分、左サイドを突破した岡本英也のクロスを、中央でフリーになった高橋泰がヘディングシュートで決めた。そして攻め続ける福岡。延長戦に入っても、何度となく大宮ゴールに迫る。そのチームを遠い福岡の地からかけつけたサポーターが力の限りにサポートする。

延長戦後半に入ると、今度は大宮が最後の猛攻を仕掛ける。福岡と同じくリーグ戦とは違うメンバーで臨んでいたが、J2勢に行く手を阻まれるわけにはいかない。疲れが見える福岡をゴール前まで押し込んで7本のシュートを浴びせる。しかし、ここで大宮の前に立ちはだかったのが福岡GK・六反。延長後半だけでも大宮の決定機を3度セーブ。ギリギリの状態の仲間たちを鼓舞していく。
そして迎えたPK戦。大宮GK・江角浩司が1本のPKを防いだのに対し、六反は2本をセーブ。そして、福岡5人目のキッカーの阿部嵩が落ち着いてゴールネットを揺らし、激闘に終止符を打った。技術、戦術面で上回る大宮を、最後の瞬間までチャレンジャー精神を貫いた福岡が破った一戦だった。

さて、この日の両チームは、前述のようにリーグ戦とは異なるメンバーで試合に臨んでいた。大宮は11月6日のJ1第29節の山形戦を皮切りに22日間で7試合を戦わなければならず、そして福岡も11月14日から27日までに5試合を戦うハードスケジュールをこなさなければならない。しかもリーグ戦では、大宮はJ1残留を、福岡はJ1昇格をかけた激しい戦いの真っ只中。この試合での敗戦はチームの流れを悪くし、リーグ戦に大きな影響を与えることになる。両チームにとって勝利が史上命題。総力戦で今現在の最高のパフォーマンスを出す必要性に迫られていた。
勝利した福岡はもちろん、敗れた大宮も、120分間、観客を目を釘付けにするサッカーを展開。チームとは、所属選手全員の力とパフォーマンスの集合体ということを、改めて目の前で示してくれた。福岡はもちろん、大宮にとっても、この日、ピッチの上を走り回った選手たちの勇気とパフォーマンスは、必ずリーグ戦へとつながるはずだ。

以上

2010.11.18 Reported by 中倉一志
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