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試合のある11月23日は北九州にとって特別な日でもある。ちょうど1年前のこの日、北九州はJリーグ入会条件の一つであるJFL年間順位4位以内を決め、昇格を確実にした。その日から1年。新生ギラヴァンツ北九州は、あの日には予想もしなかった苦戦を続けている。この1年間でリーグ戦の勝利はわずかに1。夢の舞台はこんなにも勝つことの難しい茨の荒野だったのか。
ただ、北九州は目下6連敗中とはいえ最悪期は脱したと言えるだろう。左サイドバックに冨士祐樹が復帰したことで、冨士の離脱中にこのポジションでプレーすることもあった関光博が本来のサイドハーフでプレーできるようになった。甲府戦(33節 0−6)や愛媛戦(34節 0−3)はサイドを生かし切れず無得点で惨敗してしまったが、前節・千葉戦では両サイドを絡めた攻撃ができ、関、冨士、宮川大輔らが高い位置でプレー。チームは3試合ぶりにゴールネットも揺らした。
千葉との試合後、与那城ジョージ監督は「90分間ハードワークをやってもらって、すごくいい試合ができた」と述べた。最近は「ハードワークが必要」と話していただけに、結果的に1−2で敗れたものの、選手たちの気持ちの伝わるプレーで強敵を苦しめたことで手応えを感じている。北九州は最終節に試合がないため、残りの試合は今節・鳥栖戦と次の熊本戦のみ。「あとさきを考えずにできるのでハードワークができる」(大島康明)。試合間隔も短く、戦術を大きく変える時間はないため、気持ちをしっかり込めて北九州らしさを出したい。
北九州のもう一つの課題は、失点後にリズムを失ってしまうこと。その象徴がまさに5月29日の鳥栖との前回対戦だった( /jsgoal_archive/result/2010/0529/20100200030420100529_detail.html )。北九州は前半を1−0とリードして折り返しながら、後半8分の金民友のゴールをきっかけに立て続けに失点し勝利を逃した。
ここ数試合も1失点した後に続けて何点も取られてしまう場面が続いている。千葉戦では前半9分に谷澤達也に入れられたあとなんとかピンチを切り抜けて大崩れは防いだが、GK水原大樹の好セーブに助けられた場面もあり、選手同士が声を掛け合うなどして悪い時間を潰していきたい。
鳥栖は前節、J1昇格を決めている柏と対戦し後半41分に追いついて勝点1を得ている。波に乗っていると言っていいだろう。「少しでもいいかたちで終われるように頑張りたい」(池元友樹)。北九州のホーム最終戦であり、与那城監督のホーム最終戦でもある。選手たちの奮闘を期待したい。
以上
2010.11.22 Reported by 上田真之介













