スカパー!生中継 Ch363 後02:00〜
☆totoリーグ |中断期間を振り返るJ1編
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ここまでの2連勝という結果は素晴らしい。だが前節の大宮戦( /jsgoal_archive/game/2011/20110100010320110423.html )は、前半に田中順也、大津祐樹の2トップの裏へ抜ける動きを封じられ、さらに両サイドのスペースを徹底的に狙われて苦しい展開を強いられた。大谷秀和はあの前半の不出来について「前からプレスに来る相手に対して、パスをつなぐのか、割り切って蹴るのかがハッキリしなかった」と述べている。それによって組織全体のバランスに欠け、セカンドボールを大宮に支配される状況を生み出してしまったというのだ。大宮のラファエル、李天秀とタイプは異なるが、甲府にもハーフナー・マイクというターゲットマンが前線に君臨しているため、彼にボールを当ててくることは間違いない。大宮戦の二の舞にならないためにも、まず浮き彫りになったポイントは修正しなければならない。
ハーフナー・マイクの高さには手を焼くだろうが、甲府の2トップを孤立させることができればセカンドボールの支配で上回り、開幕の清水戦で見せたように自ずと試合展開は有利になる。事実、ハーフナー・マイクとマッチアップする近藤直也も「ハーフナーに競り負けても、こぼれ球をうちが拾えれば問題はないと思う」と話している。ただ、前から果敢にプレスを仕掛けてきた大宮とは若干異なり、甲府は守備ブロックを形成してやや深めの陣形を取るのが特徴だ。しかも場所はホーム日立台、ボールポゼッションでは柏が上回るはず。両サイドバックのオーバーラップを絡めたピッチ全体をワイドに使ったパス回しで揺さぶりをかけ、相手の陣形に綻びを生み出すことは当然必要なのだが、強固な守備ブロックをこじ開けられずに0−0の時間帯が長く続く可能性も十分に考えられる。90分間を通した試合運びと、チームとしてどこでギアを上げて勝負を仕掛けるのか、そういった駆け引きの部分に勝利を呼び込む鍵があるのかもしれない。
また、興味深い注目ポイントもある。2年前、当時2種登録だった茨田陽生のプロデビュー戦となったヤマザキナビスコカップ第4戦の清水戦にて、茨田とマッチアップしたのが現在甲府でプレーする伊東輝悦だった。「伊東さんのプレッシャーに負けて、パスが引っ掛かってしまいました。プロのレベルの高さを感じました」と当時を振り返る茨田。あれから2年が経ち、柏の誇る若き才能が同じ選手を相手に、どれほど成長したのかを測る良い機会にもなりそうだ。
柏と甲府の一戦は、今や“ダービー”以上の雰囲気がある。両者のクラブ史を振り返ると、お互いの名前が何度も登場するはずだ。昨季J2第23節、試合前の両サポーターのやり取りもあって友好ムードが漂いながらも、試合内容は激しくなるという特徴がこの両者の対戦には存在している。両サポーターの応援も含めて、今回もまた記憶に残る一戦になるだろう。
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2011.04.28 Reported by 鈴木潤















