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【J2:第21節 栃木 vs 鳥栖】レポート:ミラーゲームはドロー決着。栃木は3戦連続ドローで足踏み。(11.07.17)

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7月16日(土) 2011 J2リーグ戦 第21節
栃木 0 - 0 鳥栖 (18:03/栃木グ/4,584人)
スカパー!再放送 Ch185 7/17(日)後02:30〜
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ラストワンプレーは、栃木が獲得したCK。第2節にアウェイで鳥栖を、アディショナルタイムに退けた状況とほぼ同じ。ボールをセットした鈴木修人が定めたターゲットは渡部博文。歓喜する準備はできていたが、鈴木修と渡部からゴールは生まれず。つまり、第2節の再現は叶わなかった。栃木はこれで3戦連続ドロー。9戦無敗だが、その中身は4勝5分。ここ最近は勝ち切れず、昇格に向けて足踏みが続く。

「もっともっと裏のスペースへの働きかけが欲しかった」(松田浩監督)
4バック同士が組み合えば自然と使えるスペースは限定される。前半の栃木は2トップの運動量が少なかったことで、「堅守・鳥栖」のブロックに正面から挑んでしまった。裏に抜ける動きに長けた船山貴之が先発しただけに、船山はスペースへもっと走るべきだったし、出し手はもっと船山の動き出しに敏感であるべきだった。対する鳥栖も拙攻を重ねる。豊田陽平にロングボールを集めるが、渡部に制空権を掌握されたことで起点を潰される。単調な攻撃に終始し、「あまり決定機を作れなかった」(豊田)。

後半は勢いよく試合に入った栃木が主導権を握る。鳥栖のゴール前に迫る回数が増え、迎えた66分。パウリーニョのサイドチェンジから鈴木修が右サイドを駆け上がり、その折り返しに詰めたのはリカルド ロボ。しかし、最大の決定機は木谷公亮のシュートブロックに阻まれる。83分には再びロボがFKの流れから独特のタイミングで反転シュートを放つが、GK室拓哉の俊敏な反応が勝った。スタイルの似通ったミラーゲームは互いに決め手を欠き、スコアレスドローに終わる。

「僕の仕事はほとんどなかった」と今季初出場・初先発のGK柴崎邦博が振り返るように、鳥栖のチャンスは数えるほどだった。攻撃陣は鳴りを潜めた鳥栖だが、一方で守備陣は身を挺してゴールを死守した。前回のようにスキを見せなかったことで、「最後の最後まで集中力を切らさずに、無失点でゲームを締めてくれた」と、尹晶煥監督は一定の評価を下した。守備陣は奮闘しているだけに、それに応える攻撃陣の奮起が待たれる。安易にボールを蹴ることなく、ピッチを幅広く使いながら高い連動性が発揮できれば不振から抜け出せるはずだ。代名詞である前線からのハイプレスと共に、鳥栖は連動性を取り戻したい。

負けていないものの、勝ち切れてもいない栃木。もどかしさが募る現状を打破するために松田監督が挙げたのが「決定力」だ。決定力=ロボの意味合いが強い栃木にとって、7月に入ってからエースの当たりが止まった影響は小さくない。ただ、今季はロボへの依存傾向が昨季に比べて弱いのが特徴のひとつで、各ポジションでバランス良くゴールが奪えている。昇格争いに食らい付くには特定の個人の成績に左右されない、チームとしての厚みが求められる。幸い4-4-2のゾーンディフェンスというスタイルは確立されている。もう一段階レベルアップするためには、「チームで戦うことに加えて、個人個人も力を出すことが必要」(松田監督)。飛躍的に技術が伸びることはないが、「もっとボールを大事に扱うこと」、「チャンスで力を出せるメンタルコンディションを整える」(松田監督)ことはできるはずだ。

夏場の暑さに体力と集中力は削られ、本来のパフォーマンスが発揮できなければ焦りや苛立ちは募るが、「栃木はいいチームだし、いい選手がいるので、自分達を信じて戦わないといけない」(パウリーニョ)。現状には誰も満足していないが、ネガティブになってもいない。事態をポジティブに捉えている水沼宏太は言う。「勝利は、そこまで来ている」。ならば次節の岐阜戦で勝点3を掴み取るだけだ。勝点と共に、自信も積み重ねて行きたい。

■この試合のCOOL BALLER:渡部博文(栃木)

以上

2011.07.17 Reported by 大塚秀毅
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