7月23日(土) 2011 J1リーグ戦 第6節
横浜FM 1 - 0 神戸 (19:05/日産ス/15,402人)
得点者:63' 兵藤慎剛(横浜FM)
スカパー!再放送 Ch181 7/26(火)後09:00〜
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決勝点を挙げた横浜FM・兵藤慎剛が、試合後のお立ち台でのインタビューでこう話す。
「ここ2試合ぐらい内容が良くなかったが、今日は少し良くなり、無失点で勝てました」
5試合ぶりとなる完封勝利。また、主導権を握れた試合も久しぶりだった。優位に立てた一因は、中盤のシステムにある。前節のボックスから、この日は谷口博之をトップ下に配す、ダイヤモンドの形でスタート。その谷口がいい働きをしていた。攻撃時では相手DFの裏を狙い、またある時にはバイタルエリアに侵入。彼からのダイレクトパス、スルーパス、ミドルが何度もチャンスを生んでいた。
システム変更の理由について、谷口の見解は「前節は自分が下がり過ぎて、大宮のボランチの選手になかなかプレッシャーに行けなかった。そういうことがあって、今回はダイヤモンドの形になったのかなと思います」。
前節の大宮アルディージャ戦はボックス型というより、中盤4人がフラットに並ぶケースが多く、守備ブロックをつくることに終始した。だが、この日の横浜FMは前からボールを奪う守備もできていた。そのなかで谷口は、パスコースの限定、セカンドボールの収拾に貢献した。さらに時間帯、相手の出方によっては、ボランチの位置まで下がり、小椋祥平をサポート。攻守両面で存在感を示したと言える。
63分、兵藤の決勝ゴールシーン。ここでも谷口が絡む。波戸康広の左クロスをファーにいた彼が頭で折り返し、中で大黒将志が潰れて、最後は兵藤がズドン。振り向きざまの鮮明なボレーがネットに突き刺ささる。
兵藤の「イメージ通り」のボレーも見事だったが、高い位置に谷口が走り込んで空中戦を制したからこそ、生まれたゴールとも言える。兵藤が“表”MVPなら、“裏”MVPには、トリコロールの背番号29を推したい。
一方、神戸は自慢のハイプレスが機能せず、零封負け。プレスをかけに行く前の段階で、相手にタテパスを蹴られ、それを頻繁に通されていた。人数は揃っているが、連動性のある守備ができていないという印象を受ける。
逆に攻撃の方が期待を抱かせてくれた。手数をかけず、シンプルに早く、長いパスでポポや吉田孝行を走らせ、一発を狙う。52分にはカウンターで吉田が裏へ抜け出しかけたが、後ろから追いかけた横浜FM・小林祐三が懸命なスライディングタックルで防ぐ。
エース・大久保嘉人は60分から登場するも、今回は輝けなかった。84分にはドイツ帰りの相馬崇人がJ復帰後、初出場を果たす。1点を追いかける状況だったため、左サイドバックというより左ウイングのようにプレーする。88分にはタテパスを追いかけ、馬力のある走りで左サイドを突破。終了間際には右クロスを中へ走り込んで合わせ、右足シュートを放つ。これも相手の小林が身体を投げ出してシュートブロック。だが、相馬は短い時間ながらも超攻撃的サイドバックとしての片鱗を見せてくれた。
両チームは4日後の27日、ヤマザキナビスコカップ第2戦で再戦(第1戦1−1)する。舞台はホームズスタジアム神戸へと移すが、今回のように同一カードが続く日程は珍しいだけに、今回の試合がどのように影響するかが、見ものだ。
■この試合のHOT BALLER:谷口博之(横浜FM)
以上
2011.07.24 Reported by 小林智明(インサイド)
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