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【J2:第27節 草津 vs 東京V】レポート:無情のスコアレスドロー。草津は昇格圏内と勝点9差を維持しながらも11位へ後退。東京Vは8位キープ。(11.09.12)

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9月11日(日) 2011 J2リーグ戦 第27節
草津 0 - 0 東京V (19:04/熊谷陸/3,382人)
スカパー!再放送 Ch185 9/12(月)後06:30〜
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試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、スタジアムは一斉に静まり返った。そして蒸し暑さの中、死力を尽くした選手たちは肩を落とした。両チームの出来を考えれば勝点1を分け合う結果は妥当で、決して悪くない成果だ。しかしスタジアムに集結した双方のサポーター、さらに選手たちはこのゲームの重要性を認識していた。上位との差を縮めるためにも勝点3が求められた試合は、両チームともに決定打を繰り出すことができず無情の痛み分けとなった。

プレッシャーなのか。ゲームは膠着状態を予感させる立ち上がりだった。攻撃の軸リンコンが右大腿筋肉離で欠場した草津は、体調不良から復帰したばかりの後藤涼が復帰、アレックスとの2トップでゲームへ挑む。一方、森勇介、土屋征夫を欠く東京Vは福田健介が右SBに入り、深津康太、富澤清太郎のCBコンビで草津を仕留めにかかる。序盤はポゼッションスタイルがピッチでぶつかり合い、互いの長所を消していく展開。草津の2トップにボールが収まらない分だけ東京Vが優勢にゲームを進めていく。

前半は早々に草津がCKからチャンスをつかめば、東京Vも決定機を演出していく。33分に阿部がサイドをえぐってマラニョンへラストパス、草津DFの決死の守備に阻まれてゴールをそらすと、その後には富澤のオーバラップからマラニョンが再度決定機を迎えるなどじわじわと草津を追い込んでいく。「リズムは悪くなかったが中盤のミスから相手にチャンスを与えてしまっていた」(副島監督)。しかし昇格への気持ちをみせる草津守備陣の粘りの守備に屈し、ゲームは次第に停滞。両チームの我慢比べの様相へと移り変わっていく。

後半に入り互いの運動量が微妙に落ち始めるとゲームは多少の動きをみせていく。64分には、恐れ知らずの右SB古林将太がパワフルな突破でDF2人をかわして左足で強烈なシュート、GKが弾いたボールを今度は左SB永田拓也が畳み掛ける。惜しくも枠を外したが草津の若き両翼がチームに活力を与えていく。その後はマラニョン、後藤がそれぞれ裏へと抜け出しGKと1対1になる決定機を迎えるがどちらもゴールネットを揺らせずゲームは無念のタイムアップとなった。

千葉戦に続いて2試合連続のドローとなった東京Vは試合後、ゴール裏のサポーターからブーイングが飛んだ。やや厳しいようにも思えたがそれは昇格を目指すサポーターの気持ちの表れであり、選手を鼓舞する愛のムチでもあったのだろう。主将富澤は「遠くまで足を運んでくれたサポーターに勝利を届けられなくて申し訳ない。今のヴェルディは本当に良いチームなのでチーム、クラブ、サポーターが一体となって前を向いていきたい」と話した。チームスタイルは完成の域に近づいているだけに、「ゴールネットを揺らすパワーと、最後を決め切る強さ」(川勝監督)が求められる。8位をキープした東京Vは次節ホームに横浜FCを迎え撃ち3試合ぶりの勝利を目指す。

勝点1を分け合った草津は、大分、愛媛が勝点を伸ばしたため11位に後退した。ただ昇格圏内徳島との勝点差は9のままで希望はつないでいる。昇格への道のりは頂が見えながらも一層に険しさを増している。毎節ごとに状況がめまぐるしく変化していく中、草津は先頭集団に追いつくためにどこかでスピードアップをしなければいけない。主将松下裕樹は「今日は勝点1という結果を得たがもちろん満足はできない。うちはガチガチに守って昇格を目指すチームではないのでポゼッションベースの攻撃的なサッカーを展開して上位との差をつめていく。ここからは1試合も無駄にできない」と一戦必勝を誓う。残り14試合。草津は奇跡を起こすために戦い抜く。

以上


2011.09.12 Reported by 伊藤寿学
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