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【J2:第5節 鳥栖 vs 岡山】プレビュー:『攻守のバランス』対『変幻自在の攻撃』。特徴を持ったチーム同士の試合は、必見の価値あり。(11.09.13)

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9月14日(水)J2 第5節 鳥栖 vs 岡山(19:00KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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未曾有の大震災から半年が経過した。まだ多くの方が、困難に立ち向かっている。と同時に、国内外の経済活動にも予想を超える国難が見え隠れし、大震災の復旧と健全な状態へ戻るための経済活動を行わなければならない。サッカー界も同様に、Jリーグの試合日程消化とワールドカップやオリンピックの予選の対応に追われている日が続く。選手をはじめ、クラブやサポーター、そして日本サッカーに関わるすべての人が、ここで“頑張る”ことで力となり、これからの日本サッカーを支えていくのだろう。

9月14日ベストアメニティスタジアム(鳥栖市)では、第5節の鳥栖対岡山戦が行われる。様々な要因で、当日に開催されるJ2リーグ戦の試合は1試合だけだが、この日の開催を待ち望んだ多くの人のために、私たちができる事を精一杯行なっていこう。

ホームで岡山を迎える鳥栖は、中3日で試合を行なうことになる。疲労も残るだろうが、誰一人として文句を言うことはない。むしろ、笑顔で「よく食べて寝ること」と答えてくれる選手が多いことに、彼らのタフさを見た。尹晶煥監督も、「それは、相手岡山とて同じこと。むしろ、アウェイ戦で移動してくる方が大変」と、相手を気遣っていた。監督はじめ選手たちに精神的な強さを見ただけでなく、アスリートとしての使命感を感じ取ることができる。ならば、ホームやアウェイと言う了見ではなく、純粋に試合を見せていただきたいと考える。

鳥栖は、首位まで勝点差5の6位につけている。一時はこのまま下位に落ちるのではないかと思わせるほど、勝点を上積みすることができない時期もあった。しかし、「今まで行なってきた事を続けるだけ」(尹監督)とやるべきサッカーはブレていなかった。上位が苦戦する運も味方して、昇格争いの渦中にいる。そして、今節も「今まで行なってきた事を続けるだけ」(尹監督)とその姿勢を崩すことはない。今まで行なってきたこととは、『できるだけ、前線からボール奪いに行く』ことだが、そこには尹晶煥監督の緻密な戦術が隠されている。「状況を見ながら、攻守のバランスを考えて奪う」(尹監督)ことを選手には求めている。

この『攻守のバランス』の要に位置しているのが、MF岡本知剛である。元来は攻撃的なプレーが持ち味で、状況を一変するパスを出すことができる選手である。その能力を持ちながら、「相手のストロングポイントを消すことやセカンドボールを拾うことで主導権を握ることができる」(岡本)と守備の重要性を口にすることが多い。彼だけでなく、どの選手も異口同音に守備の意識を口にする。ここに尹監督の言う「今まで行なってきた事を…」が隠されているに違いない。

そして、奪ったボールを変幻自在に動かしては、相手ゴールに近づけていく。いい守備からいい攻撃への切り替えが上手く行っているのは、データでも証明されている。今季は、昨季に比べ1試合あたりの得点が大きく伸びている。(昨季1.17得点→今季1.50得点)
失点も1試合あたりは大きく減らしている。(昨季1.14失点→今季0.88失点)
この『好守のバランス』こそが、今季の鳥栖の戦い方なのである。

しかし、直近の2試合では課題も見えている。2試合続けての3失点は、堅守の鳥栖にはふさわしくない。バイタルエリアからのシュートや展開で、崩されているシーンが目に付く。「クリアが小さかったり、寄せ方が甘かったりと自分たちで修正しないといけないところ」と5試合連続でゴールを守るGK赤星拓は見ている。今節は、どれだけ修正されているかもスタンドから検証する事を忘れてはいけない。

対する岡山は、“形”を捉えにくいサッカーを仕掛けてくるチームである。順位こそ15位ではあるが、直近の3合は2勝1分と勢いを持っている。中盤を厚くして相手に的を絞らせず、攻撃のスイッチが入ると3FW気味に前線に重点を置く。DFラインも高く押し上げてくるので、幾重にも攻撃の布陣を取ることができるから厄介な相手に違いない。一端主導権を握るとその勢いを留めることは容易ではないのだ。2試合続けて3失点の鳥栖に対して、岡山は序盤からたたみ掛けてくるだろう。

『攻守のバランス』で華麗なサッカーを行う鳥栖と『変幻自在の攻撃』で畳み掛ける岡山の熱戦は、明日(14日)19時のキックオフである。

意図しない結果が出ることが、勝負事には意外と多く見られる。
そこには“運”や“相性”だったり、実力以外のパワーが働いていることがある。
そこを引き寄せたり、打ち破ったりするところに、スポーツの楽しさを観ることもある。
放ったシュートが相手に当たってコースを変えて入っても1点は1点。相手のクリアが味方に当たって入っても同じ1点。そこには、競技性とは違うサッカーの面白さがある。他のスポーツ種目では余り観られないシーンでもある。
だから、一瞬たりとも目が離せない。
サッカーは常に動いているスポーツなのだから。

以上

2011.09.13 Reported by サカクラゲン
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