10月8日(土) 第91回天皇杯 2回戦
仙台 2 - 1 ソニー (15:04/ユアスタ/5,714人)
得点者:74' 太田 吉彰(仙台)、79' 谷池 洋平(ソニー)、114' 武藤 雄樹(仙台)
★第91回天皇杯特集
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●手倉森誠監督(仙台):
「タフな試合になりました。試合が始まる前に選手達が復興に向けたTシャツを着て、メッセージを書いて、整列、となったときに、お互いに全力を誓った証だと。ソニー仙台もそうそうたる覚悟で来る、という話をして、うちがどうのこうのというより、ソニー仙台の全力というところが素晴らしかったなと思います。
ベガルタ仙台の歴史の中で、天皇杯の初戦というのはいつでもやはり苦戦するものですけれども、去年に続き同じカードで延長戦になり、今年はうちが勝たせてもらいました。被災地チームとしてここで対戦するということは本当に辛いことですけれども、宮城・東北を代表してより高みへ勝ち進んでいきたいと思います。
今日は延長までなりましたけれど、本当にお互いが全力でプレーする姿を少しでも長く表現するために、延長になったのかなと思います」
Q:今日は互いに被災したチーム同士の対戦でした。こういった試合をどのように認識されて、試合前にどのような言葉を選手にかけられましたか?
「まず、簡単だと思わないことだ、と。すべてがうまくいくゲームは一つもない、と。ただ、難しく考えすぎてもダメだ、と。メンタル的にいいバランスの状態で入ること、つまり厳しいゲームに挑む覚悟というものを持って入ろう、という話をしました。
ソニー仙台も会社がかなりの損失で、もっとサッカーをできない期間が長かったなかで、存続の危機もささやかれているなかで、彼らが今いる仲間とサッカーをやれる喜びは相当なパワーになる、という話をしました。
そういったものを、全部やはり受け止めて自分達も戦う必要がある、という話をしています。本当に一進一退のゲームになりましたけれど、うちの選手達も本当に相手を見下すことなくプレーしたことが、勝利がこちらに転がってきた証拠だと思います。」
Q:これまで出場機会が少なかった選手が先発して、連係で苦労した原因は?
「いつもこのタイミングで、出ていない選手を起用することが多いのですけれど、もちろん公式戦の中でのノックダウン方式となれば、その機会を与えられた選手には緊張はあったと思いますけれど、そこでやはり普段通りのパフォーマンスを出すまでに時間がかかってしまった選手もいれば、連係の部分がうまくいかなかった部分もありました。
特にディエゴと日本人の連係のところが、お互いに遠慮したようなプレーになってしまったようでした。ディエゴはまず自分のプレーをすることに専念してくれれば周りが動いたと思いますけれど、みんながボールを同じように動かそうとするところ、特に前半に足下ばかりになってしまったところが、ちょっと悔しかったな、と。
昨日の日本代表のベトナム戦のような感覚だと思いながら、前半は見ていました」
Q:2得点に絡んだ武藤選手の評価をお願いします。
「彼を今日のゲームの切り札として考えて、その通りの彼の持ち味、しかける部分が存分に発揮されたな、と。おそらくソニー仙台のDFも、彼のスピードには手を焼いたと思うし、その証があのPKを誘ったプレーだと思います。
本当に、会場も盛り上げるハッスルプレーで、彼の活躍でベガルタの面目を保てたのかな、と思います」
Q:昨日にクラブ側から続投要請がありましたが、それは選手に伝えましたか?
「選手には何も触れずに、このゲームに挑みました。自分の感じているところでは、各クラブも続投要請が出たとたんに勝てないようなことが多かった気がするので、本当に前向きに検討するという返事をさせてもらったなかで、自分はこのゲームがいかに難しくなるかというところを感じていたし、こっちの方に集中していました。
来週、改めて、続投の要請があったことを選手達に伝えた時に、自分の考え方を少し選手に落としこみたいと思っています」
Q:終わった後にソニー仙台の田端監督とはどのような言葉をかけ合ったのでしょうか?
「『厄介なやつだ』と言いました。本当に、やはり去年も苦しめられているし、本当にソニー仙台は今リーグ戦で勝てていない状況ですけれども、そんな結果のチームじゃない、と。ぜひ今日のようなサッカーを続けて、残留してほしいという話をしました。
被災地・東北のサッカーチームであって、多くのものを無くした東北の地域で、せっかく全国リーグにいるチームまで流されることがあっては悔しいので、ぜひ残ってほしい、という話を声がけさせていただきました」
以上
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