10月10日(月) 第91回天皇杯 2回戦
大宮 1 - 1(PK 3 - 5)福岡大 (13:05/熊谷陸/1,500人)
得点者:70' 上田 康太(大宮)、72' 田中 智大(福岡大)
★第91回天皇杯特集
----------
●乾真寛監督(福岡大):
「本当に勝たせていただいて……。一昨年に永井が3年生のときにJ2水戸さんに勝たせていただいてそれがJリーグ勢に対しての初勝利でしたが、今日はJ1ということで正直勝てると思っていなかった。どれだけ粘れるかだと思っていた。だんだん大宮さんのボール展開の速さに慣れてきたというか、高い位置からボールを取りに行けないので中盤での守備でどれだけ対抗できるかということで。FWに関しては本来エースである石津、一年生の山崎の2枚看板をケガで欠いたもので、時間帯を見ながら、高さの選手、スピードの選手という感じでとっかえひっかえやった。点を取った田中が1対1でも強気で仕掛けていたし、点を取った場面でも、普通はセットプレー一発で点を取られてガクンとテンションも下がってしまうところを、私も諦めかけたが、選手のほうは諦めていなかった。ねらって取ったというより、選手の強い思いがあの同点ゴールになったと思う。追いついたことで、同点ですが気持ちは強気になれたし、DFラインやキーパーも今日はファインセーブが数々あったし、ポストやバーに助けてもらった面もある。PK戦というのはえてしてこういう形で格下のチームがリラックスしてやれるので、落ち着いて全員がよく決めた。このメンバーでこれだけやれるとは正直私自身が思っていなかった。選手の持っている潜在能力に私自身が驚かされたゲームでした。
大宮さんのボールの回し方がある程度パターン化していた。先週アビスパ福岡が素晴らしい勝ち方で2-0で勝利していたので、あるとすれば高さを使ったセットプレーと、中盤での守備からのショートカウンターの2つに的を絞っていた。中盤で何とか食いさがって守備をしようとして、だいぶゾーンを下げられたところもあるが、トータルで120分、大学生として持てる力を、一滴も残っていないくらい出しきってくれたと思う」
Q:石津選手と山崎選手を今日は欠いていましたが、今後3回戦に向けてはどのように?
「戻ってこれるのは12月下旬なので、3回戦も難しい試合になる。大学のリーグ戦もあるので、そこも含めて2人の穴をどう埋めるかというところです。今日は目先をくるくる変えながら何とか穴埋めして、本来はCBの大武の高さを武器にして対抗したり、同じく1年生の岡田を、これは縦に速いので、そうやって部分部分で勝負できる選手で穴埋めした。次なる選手をどうあてがってやるかというのは、またゆっくり考えます」
Q:大宮戦に対してどういった準備を?
「Jリーグの試合を各節見ていたし、直前にアビスパがやるということで、我々は日常的に練習に選手を補充で参加させているので、アビスパの選手たちとの力関係がどうなるかというところで、距離感が手応えとしてはっきりつかめた。アビスパが良いプレスで、高い位置でボールを奪っていたので、その辺りは参考にさせていただいた。特にボランチの2人からラファエルへのラインを切りたいということで、引いて守るより中盤でプレスを選択して、そういう戦い方をこの2週間準備した。
個々の選手では当然学生が劣るので、大宮さんのビルドアップの起点である両ボランチを、CBに持たれるのは仕方がないので、ボランチと両サイドバックの足元に入るところをプレスのポイントに定めた。ただ、高い位置にプレスに出なければいけないので体力的にかなりしんどいが、そこはハードワークして上手く消せたと思う。
出会い頭の4〜5分のところで何回かチャンスがあったが、ああいうところに一つは(チャンスが)潜んでいるだろうと。あとはこちらが先に仕掛けていく展開にしないで、ある程度中盤にブロックを作って行くという配分で。大宮さんのボールが、ゆっくりしたビルドアップか、一気に飛ばして前に入ってくるかという2種類でしたから、そこの繰り返しでそうペースが変わらなかったので、だんだん体がなじんていったのかもしれない」
Q:延長戦になっての指示はPKねらい、それともあわよくば1点取ろうと?
「メンバーもPK戦になってから考えたくらいで、本当にあわよくば高さのある大武の頭に当たって何とかならないかとか、セットプレーからオウンゴールにならないかとか(笑)、最後まで入ることを信じていた。PKねらいは一切指示していないし、自分の頭にもありませんでした」
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【第91回天皇杯 2回戦 大宮 vs 福岡大】乾真寛監督(福岡大)記者会見コメント(11.10.10)















