10月10日(月) 第91回天皇杯 2回戦
京都 3 - 0 佐川印 (13:00/西京極/1,960人)
得点者:38' 中村 充孝(京都)、58' 宮吉 拓実(京都)、72' 久保 裕也(京都)
★第91回天皇杯特集
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●中森大介監督(佐川印):
「まず、今日のゲームにあたって、京都サンガさんが、本当に今、現状のベストメンバーで私たちを相手にやって頂いたことに非常に感謝しています。また、同じ京都府のチームとして、京都にありますJリーグのチームと対戦できたことにも非常に感謝しています。内容の方ですが、やはり、僕たち自身が得点できず、失点してしまったことに関しては想定内でした。やはり、自分たちが京都さんを相手にディフェンスをオーガナイズする、と考えた時に、自分たちのミスであったり、(ボールを)取られた瞬間ですよね。自分たちがしっかりとファーストディフェンスを入れられない状態でしたし、攻から守に移る瞬間、自分たちが一つ一つのプレーに対してもっと精度を上げていかなくてはいけないなと。この部分は、試合を通じて、実際に僕が監督をしてて、自分のチームに痛感した部分です。1点目のシーンで言うと、ここ5試合の京都さんのデータもそうですけども、開始から30分以内に得点をしているケースが多いので、前半の戦い方といった部分で、自分たちが逆手をとって、前半から自分たちが点を取りに行くんだと。そういう意識でゲームには臨んだんですけど、やはり、選手との距離感というのを詰め切れずに、やられてしまった1点だったのかなと。そういった部分はハーフタイムで、より改善していこうと話しました。攻撃に関しては、相手が3バック1アンカーですので、もっと幅を使いながら、深みを取りながら、どこにスペースが生まれやすいかというのを頭に入れながら、自分たちの攻撃の優先順位をぶらさずにやりました。でも、やはり得点するチャンスがあったところで取れないと、えてして、ああいうゲームになってしまうのかなと思います。そういった部分が後半、失点をするごとに、自分たち自身のトーンも下がってしまったのかなと非常に感じたゲームです。全体的に言えば、たらればでゲームはできないので、完敗だったと思います。本当に全てで京都さんの方が上ですし、一人一人の能力も上ですし、やはりミスを逃さないというところがJリーグでやっているチームだなと感じました。ただ、やはり来年も、僕たちの目標の中に、Jリーグチームを倒すというのが有りますので、本当にまた1年後になりますけど、自分たちが今日の様なゲームを糧にして今後のJFLにもつなげていきたいですし、また、Jリーグチームとやる機会があれば、本当にまた新たな自分たちをお見せしたいなという気持ちではあります」
Q:攻撃で、前半、京都がDFの選手を替えたことで、シンプルに裏を狙った攻撃ができていましたが、攻撃のゲームプランをお願いします。
「今日のキーワードで言うと、まず背後を取りに行こうと。その次に、ワイドを使おうと。そして、最後にバイタルを使おうといったような優先順位で、3バックの背後であったり、3バックの間ですよね、そういうところをより意識して入ったんですけども。やはり最初の所でいいプレッシングがかけられずに、苦しい時間帯が続いたと思います。相手のメンバーの安藤選手が怪我をしてから、リズムがこっちに少し変ったのがあったと思うんですけど、そこで、自分たちが考えていた攻撃が少し、形になったのかなというのはあります」
Q:守備について、京都のFW久保裕也選手に前を向かせてシュートを打たせてしまったというところがあるかと思いますが、守備の部分と、京都の久保選手の印象をお願いします。
「駒井選手と宮吉選手、久保選手、伊藤選手、この4人のアタッカーには非常に注目していました。その選手たちにいかに前を向かせないでプレーさせられるか、ということが今日の守備のポイントだということを話をしておりました。そのためには自分たちがコンパクトに、ディフェンスラインを形成して、入るところで潰しに行こうという狙いがありました。特に久保選手には、自分で前を向く力と、シュートを決める力が、17歳ですけど、本当に類稀な才能と能力があります。だからといって久保君にマンツーマンでつこうよ、という訳ではなかったんですが。ただ、自分たちがものすごく狭く、スペースをなるべく消して、入ったところで狙える様な距離感というのをより意識してやりました。前半、本当に自分たちがラインを落としてスペースを失くした状態でやっていたにも関わらず、伊藤選手に距離を詰め切れずにクロスを上げられて、中のマークも距離を詰め切れずにシュートを打たれてゴールしたというシーンがあったと思うんですけど、あの様なシーンに通じて言えるのは、久保君にも後半、だいぶ、長い距離を走られたり、だいぶ前を向かれて自分で持たれたり。持たせることは、そんなに悪いことだとは、僕らの考えではなかったです。持っている時間に、1対1ですと限界がありますし、そこで複数の守備(に追い込む)という部分で、チャレンジとカバーという部分を徹底してやろうよと言っていた部分は、結局最後はやられてしまったかなというのはあります。3点目のヘディングシュートのマークを付かせてから外していく動きであったり、僕たちの切り替えの遅さというのも、もちろん有るんですけども、そういう一番、ゴールするというところに入って行く、そういう能力というのは、普段からトレーニングゲームとかやらせて頂いている関係なので、本当にお互いに手の内が分かっている状態だったとは思うんですけど、ただ、分かっていてもやられてしまうというのは、やはり彼の能力が本当に高い部分でもあると思いますし、僕たちの守備のオーガナイズというのがまだまだなのかなという風には実感させられました」
Q:「手の内が分かっている」という状態の中で、想定内と想定外の部分については?
「メンバー構成のところが、中山選手と駒井選手が今日外れてきて、メンバーにも入ってなかったので、そこの部分はラッキーだなという考えではいたんですけど。京都さんがJ2も含めて今やられているサッカーと言うのは、本当に哲学があって、どんな相手に対しても自分たちのサッカーを変えていないというのは、すごく僕たちとしてはイメージを持ちやすいですし。その中でトレーニングゲームをして肌で感じている部分は沢山あって。だからこそ、やられてしまうかなという状況も手に取る様に分かった部分もあるんですね。そういうところをなるべく消したいなというところで、戦術であったり、オーガナイズを作ったんですけど。ただ実際ふたを開けてみると簡単なミスを逃してはくれないですし、その中で1対1という局面を作られれば、やはり勝てないです。そこに個の能力の差を大きく感じたというのは、JリーグとJFLでは大きな違いはあるのかなと。ただ、そこを分かっていて、一人に対して二人、二人に対しては三人でというのをトレーニングで積み上げてやってきた部分を、後半は、自分たちで自分たちの首を絞めた形になってしまったのかな、というのはあります。ただやはり、そういうところで決める決めないというのはすごく大きな差で、そこをしっかり決めてくるというところにすごく大きな違いを感じたかなと。プロでやっている選手、やっていない選手と言ってしまえばそれまでだと思うんですけど、そういう部分ですかね」
Q:決めるチャンスがあって、それが決まれば変っていたゲームだとは思いますが、手応えという部分では?
「手ごたえは、決定機を作ったという回数は、Jリーグのチームを相手にしても、今日のゲームで言えば、前半なんかは非常に良かったのかなという手応えと、後半にもっともっとその回数を増やしていかなければいけない状況で失点してしまったことによって、その回数を出せなかった。自分たちのイメージとしては、前半に点を取りに行くということをやっていましたので、(点を取れれば)そうすれば、たらればですけど、後半の戦い方は変えたかなというのは正直あります。リードしている状態での後半と追いかける状況での後半は、また違ってくるのかなというのは、正直、僕自身の考え方ではあります」
以上
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