それは、23日(日)愛媛戦の翌日、控え組のボールを使ったトレーニングに入ったアシスタントコーチ兼マネージャーの信藤健太さん。どうやら、右足ふくらはぎを傷めた様子。しかし離脱することなく、練習の後片付けも終えた後、機械仕掛けの人形のようなぎこちない動きで戻ってきた。「肉離れです…。ファーストタッチでやってしまいました…」と信藤さん。選手たちは心配そうに、でもニヤニヤしながら「大丈夫ッスか?」と声を掛けていく。
アイシング用に氷を詰め、袋の空気を吸い出している信藤さんのところにやって来たのは、高橋範夫GKコーチ。「氷が多い」と、詰めていた氷を少し捨て、ちょうどいい量にしたアイシングを、ラップで手際よく足に巻き付けてやった。(近くで見ていた筆者は、怪我をした時は、ぜひ高橋範夫コーチにアイシングをしてもらいたいものだ!と思った。贅沢すぎますね、はい)。
仕事を終えた信藤さんは椅子に右足を載せて、「富山戦には間に合わせます!」と言いつつも、こんな感じ(写真)。影山雅永監督は「見てくださいよ、これ」と苦笑い。「連戦の疲労ですか? スタッフもギリギリなんですね」と筆者。「いえ! そんなことないです」と横になった姿勢のままの信藤さん。最後にやって来たのは、眞中幹夫コーチ(ネクスファジ監督)。「俺、選手時代、毎日肉離れやってて、一番早く治す方法があって…」と、非常に痛そうな処置を伝授。そして、帰りながら独り言のように「マネージャーが肉離れするなんて初めてだよ」とブツブツ…。
信藤さんには申し訳ないけれど、妙になごんでしまった連戦中の一コマ。3日後の富山戦には必ず間に合わせてください!
以上
■10月26日(水)J2 第7節 岡山 vs 富山(19:30KICK OFF/カンスタ)
★【J2日記】のバックナンバーはこちら
2011.10.24 Reported by 尾原千明













