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【J1:第31節 仙台 vs 広島】プレビュー:対称的なチームの色を楽しもう。より色濃くチームカラーを披露するのは、守備の仙台か、攻撃の広島か。(11.11.02)

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11月3日(木)J1 第31節 仙台 vs 広島(17:00KICK OFF/ユアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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つくづく、フットボールとは奥が深い競技だと思う。今回ユアテックスタジアム仙台で対戦する2チームは、「ボールを奪って攻撃に転じると、複数人が飛び出して攻撃をしかけてくる」という部分までは共通しているというのに、それ以外の多くの部分が、全く違う色に塗り分けられているのだから。

ともに長期政権となっている仙台・手倉森誠監督と広島・ペトロヴィッチ監督によって、それぞれのチームが持つ色は年を追うごとに濃く、しかも洗練されてきた。大まかに言えば現在の仙台は守備を強みとし、広島は攻撃を強みとする。現在のリーグ戦の状況に照らし合わせてみれば、ここまでリーグ戦で8試合連続得点中の広島の攻撃と、J1最少失点(24)の仙台の守備が、それぞれ相手よりも鮮やかに色を見せられるかというところが見どころとなる。

より早い段階からチームの色を作ってきたのが広島だ。J1でもトップレベルの攻撃性と機動性を全ポジションの選手が備える攻撃的スタイルのもと、ピッチのどこからでもゴールへの最短ルートを見つけ、動きながらパスをつなぐ。11月のW杯予選を戦う日本代表に選出された李忠成を筆頭に、佐藤寿人や高萩洋次郎といった前線の選手から最後尾のGK西川周作に至るまでパスをつなぐ意識とピッチを広く使う意識を共有できている。先に挙げたように直近8試合連続の得点で13点を叩き出しているものの、その間の失点も13と得点と同数であることから、守備面に課題を残している。前節・柏戦のように連続失点を喫して落としてきた試合もある。しかしその失点をカバーできるような、アウェイの地でも「押し切る」攻撃が可能なところに広島の怖さはある。

仙台はホームゲームとはいえ、この広島に打ち合いを真っ向から挑むよりも、まずは守備からリズムを作るプランが現実的となるだろう。広島が8試合連続で得点している間、仙台の失点はわずか5。「自分達の守備に自信を持って挑みたい」と、守備陣の一員である朴柱成も意気込む。開幕戦で対戦した時よりも仙台は展開に応じて自分達でボールを回してリズムを作ることもできるようになったとはいえ、「広島はボールポゼッション(保持)はJのなかでもうまいチーム。それに対して、前から(プレッシャーをかけに)いくのか後ろで守るのかメリハリをつけることが大事」と梁勇基も展望するように、まずは守備での抑えどころを試合の流れの中でしっかり見極めて、得意のカウンターにつなげたいところだ。今週の練習では早い段階で広島対策を様々な局面で練ってきた仙台が、ボール保持力で勝る広島を「持たせる展開に持ちこみながら」(関口訓充)いかに準備してきた罠にはめていくのかが大きなポイントだ。

広島の攻撃が相手を押し切るか、はたまた仙台の守備がそれを食い止めてカウンターから相手を仕留めるか。広島のFW佐藤が元仙台で仙台のGK林卓人が元広島、広島のFW李と仙台のDF鎌田次郎が柏での元チームメートと、相対するポジションの選手の背景もまた興味深い。
それぞれのチームが持つ「色」の違いを感じられる局面が一つでも多い試合となること、そしてスタジアムでもテレビでもその見どころに気づいたお客さんが一つでも多くフットボールの楽しみを発見できるような試合になることを、期待したい。

以上

2011.11.02 Reported by 板垣晴朗
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