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【J1:第31節 川崎F vs 大宮】プレビュー:降格圏の足音を感じる両者の対戦は、勝点3をめぐる激しいものになりそう。(11.11.02)

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11月3日(木)J1 第31節 川崎F vs 大宮(14:00KICK OFF/等々力チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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リーグ戦が残り4試合となってもなお、残留を決められていない現状が今年の川崎Fの苦しさを示している。あってはならない事が現実に起きており、危機感を持つべき状況となりつつある。

順位だけを見れば12位に位置しているが、その川崎Fの勝点は38にとどまっている。一方、降格圏となる16位の甲府の勝点は30点である。ホーム等々力に大宮を迎える今節の結果如何によっては、降格圏の16位のチームとの勝点差が5になる可能性が出てきた。タイトルを目指してきた川崎Fにとっては由々しき問題である。

そんなチームの立ち位置についての選手たちの言葉は次のようなもの。例えば中村憲剛は「まだ残留は決まっていない。それを気にしない戦いをしたかったが、こうなったのは自分たちのせい。けが人も出たが、残り試合も少ない中、自分たちの良さを出せるようにしたい。簡単ではないと思うけど、終盤ですしね」と話し、川崎Fらしさを出すことと勝利とを両立させることの難しさを口にする。そして「長い間等々力で勝てていない。みんなでまとまって勝ちたいですね」とホームでの勝利に向けて意欲を見せていた。

ホームでのリーグ戦での勝利は、7月16日の柏戦にまで遡る必要がある。これだけ長い期間、ホームで未勝利だった事は過去になく、選手たちは一様に心を痛めている旨の言葉を残している。例えばボランチの柴崎晃誠は「ホームで最近勝っていない。サポーターのためにも勝ちたい。勝点3をとって残留に近づきたいです」とサポーターを念頭に置いた発言を残している。また、楠神順平は「残留しなければ、というのはある。ただ、1番はホームで勝てていないということ。それは申し訳ないと思っています」とホームに訪れるサポーターに勝利を見せられていない事を悔やんでいた。

J1残留というチームとしての最低限の目標を達成すべく、そしてチームを信じ足を運んでくれているサポーターのためにも、なんとしてもこの等々力で勝利しなければならない。
前節の名古屋戦で点を取り合った大宮に関しては、相馬直樹監督は「(大宮は)攻撃的にプレーしようとしていた」と分析する。その一方で、浦和や柏との対戦時には「少し違う戦いだった」と述べている。これらの戦いを踏まえた上で、川崎Fは大宮がパスワークを主体とするのであれば、それを分断できるような戦いを準備している。また、前線のラファエルへのシンプルなパスからの攻撃についても対応できるよう用意している。

例えば大宮にはこんな攻撃パターンがある。一つは、ラファエルがサイドに流れてボールを引き出した場合である。この時大宮はボランチの上田康太を前線へと飛び出させるような攻撃パターンを持っている。もちろん東慶悟のフォローも脅威である。

サイドに流れたラファエルに対し、CBは深追いするのか、それともマークを離すのか。そうした対応についてはすでにチーム内で議論されているという。フリーになったCBは、中央に飛び込んでくる選手のケアを行いつつ、それが間に合わない場合は柴崎が最終ラインに吸収される事となる。これらの一連の動きを状況に応じて適切に判断しつつ川崎Fは試合を進行させていく。つまり、川崎Fの守備面でのポイントの1つとして、ラファエルへの縦パスと、それに付随して起きる連動したポジションチェンジにどれだけ対処できているのかが上げられる。逆に大宮はそんな川崎Fの対応をかいくぐることが出来れば、その局面では勝ちとなる。

また、大宮の全般的な特徴として、川崎Fの選手たちは細かいパスワークを上げている。そしてそのパスワークを川崎Fのプレスが分断し、より高い位置でボールを奪える場面が出てくれば、川崎Fの狙い通りの戦いとなる。もちろん、ボールをゴール前にまで運ばれてしまえば、それは大宮の戦術的な勝利であると言える。そんな大宮のパスワークに関しては、それを分断するのはそう簡単なタスクではなそうである。楠神は「大宮はみんな上手いイメージがある。開幕前の練習試合でも回されていた。全員がうまいというイメージがあります」と述べており、簡単ではないとの予測を口にしている。そして、だからこそ「ディフェンスのスイッチをしっかり入れられれば動き出せる。そのスイッチを入れられれるようにしたい」と気を引き締めていた。攻撃はもちろん、その攻撃を実現させるためのボール奪取のためにプレスを要求される前線の選手にとってはかなりタフな試合になりそうである。

大宮が持っているチーム力に加え、順位面での難しさを指摘するのが中村である。より降格という問題を肌身に感じているはずの大宮に対し「相手も順位が順位なだけに気持ち入ってくると思う」と警戒を怠らなかった。もちろん、ホームで勝てていない川崎Fの気持ちも十分に強いのは言うまでもない。

気温が下がり、川崎Fがやろとするサッカーにとってやりやすい環境になっている。ただ、その一方で大宮もチーム力を蓄えてきている。そうしたお互いのストロングポイントがぶつかり合う試合展開になるのであれば、かなり白熱した内容になるのは間違いない。そしてそんな試合において、勝敗を分けるのは気持ちである事が多くなる。

気持ちを奮い立たせるモチベーションを共に持つこの両者の対戦は、気持ちと気持ちのぶつかる激しい物になりそうである。そしてそんな気持ちの入った舞台装置の実現を両チームのサポーターには期待したいところである。

以上

2011.11.02 Reported by 江藤高志
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