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浦和はJリーグヤマザキナビスコカップで鹿島に敗れ、タイトルを手にすることはできなかった。これからは残留をかけて厳しい現実を生き抜くための戦いに戻るが、苦しい状況に追い討ちをかけるように逆風が吹いている。
浦和はナビスコカップ決勝で延長戦まで戦ったことで、しかも長時間に渡って10人での戦いを強いられたことでかなりの疲労を抱えてしまった。磐田戦までは中4日しかなく、疲労の蓄積が懸念される。加えて、山田直輝が決勝で退場処分を受けたことで磐田戦は出場停止。さらに鈴木啓太が前節の横浜FM戦の累積警告で出場停止となるため、浦和は中盤の主力2人を一気に欠く事態に直面する。
そうなると、気になるのは中盤の構成だ。誰がアンカーの代役を務めるのか。それが焦点の1つとなるが、小島秀仁に任せるという手はある。本人も「やりがいのあるポジションだと思う。外で見ていてイメージはできている」と意欲十分。しかし、現在の台所事情を考えると、小島をワンボランチでスタメン起用すると攻撃の交代カードがかなり制限されてしまう。マルシオ リシャルデスは依然として戦線離脱しており、田中達也も間に合いそうにない。宇賀神友弥はナビスコカップ決勝前の練習で左ヒザを痛め、1日の非公開練習でも別調整だった模様。山田直輝の穴を埋めるためには、高橋峻希をどこかで使うことになりそうだが、そうなるとベンチには中盤の攻撃カードがほとんどない状態になる。
濱田水輝をアンカーで起用する可能性も考えられる。堀孝史監督は高円宮杯を制したユースチームで濱田をアンカーとして使っており、初めての試みではない。濱田も「やるべきことはわかっているつもり。相手の攻撃を抑制する。FWにボールが入ったら挟む。センターバックが跳ね返したセカンドボールを拾うのもアンカーの仕事」と役割は整理できている。山田直の代役として小島を高い位置で使うという選択肢も生まれる。ただ、濱田は一方で「プロのプレッシャーは高校生とは違う。1、2年目はボランチもやったけど、今年はやっていない。周りを見てプレーできるかはやってみないとわからない」と不安も覗かせている。
デスポトビッチを1トップに置き、エスクデロ セルヒオを中盤に下げるという選択肢もあるが、1トップでボールをしっかり収められるのはエスクデロだけという現状を考えると、この形はあまり使いたくない。システムを4−4−2に変えるという方法もある。堀監督はユースの頃から慣れ親しんだ4−1−4−1を就任2試合では使ってきたが、現在の陣容を見ると4−4−2なら中盤の交代カードも手元に残しながら戦える。果たして指揮官がどのような決断を下すのか注目だ。
対する磐田は、胃腸炎により23日のC大阪戦を欠場した山田大記が戦線復帰する可能性が出てきている。万全の調子とはいかないだろうが、数多くのアシストでゴールを演出し、自らも5得点を決めている大卒ルーキーの復帰はプラス材料。フル出場は厳しいかもしれないが、時間限定なら仕事はできるだろう。
また、右ふくらはぎの故障で約1カ月の離脱を強いられていたロドリゴ・ソウトも復帰。練習試合にも出場しており、スタンバイOKのようだ。磐田は現在2連敗中だが、中盤の核となる2選手が戻ってきたことは朗報だ。
磐田に勝利するためには、相手の強力な前線に仕事をさせないことが重要になってくる。2年連続得点王の前田遼一は今季もここまで11得点と決定力の高さを示しているが、相方の金園英学も新人ながら2桁得点をマークしている危険な存在だ。山田、ロドリゴの復帰で中盤の構成力が高まれば、2トップの破壊力も増すはず。浦和としては前線への供給ラインをしっかりと寸断したい。
浦和がチャンスを作ることはできるはずだ。磐田が無失点で切り抜けた試合は後半戦で1試合しかない。磐田の選手は球際に強く寄せる意識がかなり強いのか、ボールウォッチャーになる傾向が見られる。食いつかせて上手くいなすようなパス回しや、逆サイドを見るような攻撃で揺さぶりたい。
以上
2011.11.02 Reported by 神谷正明













