スカパー!生中継 Ch183 後04:50〜
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前節、ホームでG大阪に0-5と大敗した山形の勝点は現在21。J1残留ボーダーラインにいる16位の甲府とは勝点9差、15位の浦和とは勝点11差。仮に山形が残り4節を全勝しても自力での残留はない。他チームの結果にもよるが、今節の神戸戦で敗れればJ2降格が決まる可能性さえある。アウェイだからといって山形が“引き分け狙い”の戦いを挑んでくるはずはない。
その状況を踏まえて考えると、今節の大まかな展開としては2つ。山形が守備の枚数を減らしてでもリスクを背負って攻めるか、もしくは6人ないし8人でしっかりとブロックを組んで無失点に抑えながらカウンターで1発を狙うか。おそらく前半は前者になるだろう。前節のG大阪戦のように、前線の長谷川悠を軸に2列目から山崎雅人や船山祐二らが飛び出す展開、あるいは持ち味であるサイドアタックを積極的に仕掛けてくるはず。勝点1を狙うサッカーはしないと思われる。
一方の神戸は、今節の山形戦に勝利すれば、甲府の結果次第ではJ1残留が決まる。だが、あくまでモチベーションは「目標の1桁順位にこだわる」(神戸・和田昌裕監督)だけに、山形同様“引き分け狙い”はない。そもそもホームで勝点1を目指して戦ったこともない。現在の順位は13位(勝点37)だが、9位のC大阪とは勝点差わずか2(勝点39)。今節の山形戦で勝利すれば、一気に9位浮上の可能性もあるだけに攻めの姿勢を貫くはず。神戸・和田昌裕監督も「山形戦は神戸にとって大きいゲーム。全てを出し切る」と明言しているだけに、激しい打ち合いの展開になりそうだ。
前回の対戦(@NDスタ)を振り返ると、ホームの山形が固い守備で神戸のシュートをわずか3本に抑え、2−0で快勝している。その苦い記憶が残る神戸は、今週の練習で山形対策の一つとして、コンパクトなエリアでの崩しに焦点を当て、判断の早さをテーマにハードワークを繰り返した。「山形が攻撃的にくるのか、守備を固めるのかは分からないけれど、どちらでも対応できるように。ブロックを組まれた時にどう崩すかを確認した」と和田監督は練習の意図を説明する。
その中で、今節のキープレーヤーとなりそうなのが、2試合の出場停止から復帰する大久保嘉人と、前節の鹿島戦で約2年ぶりの復帰を果たした大屋翼の2人。大久保は個人で崩せる選手として、大屋は多彩なパスで攻撃のリズムを作れる選手だからである。
大久保は「山形は引いて、守って、カウンターのイメージがある。引かれた守備をどう崩すかをチームとして練習してきた」という。早く試合をしたいといった雰囲気「(2試合の出場停止は)長かったなぁ(笑)」と続ける。練習試合などで調整し、コンディション的にも「いい」と自信をのぞかせていた。
大屋は「ずっと神戸の試合をスタンドから見て来て感じていたのは、個人でのタメは作れているけれど、パス回しでのタメは作れていないなと。(山形戦に限らず)それを自分が入ることで出来たらいいと思うし、監督もそれを期待していると思う」と言う。前節の鹿島戦では、自らボールをキープして相手DFを引きつけておき、絶妙のタイミングでポポへラストパスを通して今季初アシストをマークするなど、神戸の攻撃に新しいアクセントをもたらしている。
特に今節の山形戦に関しては、メンバー入りすれば、久々のホームゲーム。「少しでも神戸の勝利に貢献したい。(リハビリ中)色々と支えていただいた方々の前で、いいプレーを見せたいですね」と気合いは十分だ。
残留へ望みをつなぐ勝点3となるか、残留を決めて目標達成へ弾みをつける勝点3になるか。激しい戦いになるのは間違いなさそうである。
以上
2011.11.02 Reported by 白井邦彦













