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【J2:第38節 鳥栖 vs 熊本】鳥栖側プレビュー:自らの手で勝ち取る栄冠。それは、達成とともに新たな出発となる。最終戦で熊本をホームに迎え撃ち、勝点71のシーズン2位で終了させるべく全力で臨む(11.12.02)

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12月3日(土)J2 第38節 鳥栖 vs 熊本(12:30KICK OFF/ベアスタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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株式会社サガン・ドリームスがサガン鳥栖を運営し始めて、7年目にして悲願のJ1への昇格条件を初めて満たす瞬間が訪れた。これまでの最高位は2006年の4位。それも当時は偉業と言われたが、今季はそれ以上の戦績で終わることが確定しそうだ。その瞬間を見届ける事ができた人は歴史の証人であり、新たな歴史へのスターターとなる。今節は、12時30分に一斉開催となるJリーグディビジョン2。ベストアメニティスタジアムは、熊本を迎えて熱く熱くなりそうだ。

3位札幌、4位徳島との勝点差は3と優位に立つ鳥栖。得失点差は、それぞれ18(札幌)、20(徳島)と大きなアドバンテージを持っている。現実的には、勝点差で並ばれても得失点差で抜かれることはありえない。最終節で熊本に敗れても2位は確保できる計算となる。しかし、そんな事を考えている選手はいないのが、今季の鳥栖の特徴でもある。
「100%昇格を決めるために…」とは、FW豊田陽平のコメントである。
「自分たちでシッカリと決めるために…」とは、MF藤田直之のコメントである。
彼らだけでない。他の選手も同じ気持ちでいるようだ。異口同音で、最終戦に賭ける気持ちを語ってくれた
「目の前の一戦に全力で臨む」(MF早坂良太)のも、今季の鳥栖の特徴である。

GK赤星拓は、第24節鳥取戦からゴールマウスを死守している。彼のスーパーセーブは幾度となくチームを救った。
DF磯崎敬太は、チームでリーグ通算最多出場試合を誇るDFで、その経験を今季も左サイドで生かし続けた。
DF浦田延尚は、移籍加入一年目にしてリーグ初出場を果たし忘れられないシーズンを送った。
DF木谷公亮は、チーム唯一全試合フルタイム出場を続けて、DFを統率してきた。
DF丹羽竜平は、第33節岐阜戦で終了間際の同点弾を決めて、チームの勢いを見せ付けた。
MF岡本知剛は、第15節徳島戦で先制のミドルシュートを決めるなど、常に相手に中盤からの脅威を与え続けた。
MF藤田直之は、FKのキッカーとしてだけでなく、ロングスローでアシストをいくつも記録した。
MF金民友は、韓国五輪代表と鳥栖でそのまばゆい存在感を放ち続けた。
MF早坂良太は、目標としている10得点まであと1点に迫っている。今節に賭ける想いは人一倍強い。
FW池田圭は、守備での貢献だけでなく、ボールを引き出す動きとDFを崩す動きで相手に戸惑いを与えている。前節の先制点は、最もその特徴が出ていた。
そして、FW豊田陽平は、得点王争いで堂々と首位を走っている。今節も彼の得点にスタジアムは大いに沸くだろう。
彼らだけでなく、ベンチに入っている誰もが、同じ気持ちでボールを追い、ゴールを狙っている。
全員が同じ気持ちで戦っているからこそ、この順位とこの得失点差をあげているのである。

勝って、自らの手で2位を確定させて欲しい。
堂々と2011年シーズンの戦績を語り継ぎたい。
昇格条件は、ほぼクリアしている。
あとは、有終の美を飾るだけである。
この喜びを、選手、スタッフ、関係者、そしてベストアメニティスタジアムに集まった多くのファンとサポーターと一緒に味わおう。
この瞬間は、この瞬間だけなのだから。
初めては、一度しか訪れない。だからこそ、この瞬間に立ち会える事を誇りに思い、次へのステップのスターターとなろう。

耐えた時間が長いほど、その反動のパワーは強い。
障害が大きいほど、乗り越えた喜びは大きい。
そして、目標を達成した力は自信となり、あらたな目標が生まれる。
その目標が得られることを感謝したい。
サッカーには終わりはなく、無限の夢が広がる。

以上

2011.12.01 Reported by サカクラゲン
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