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※徳島側プレビューはこちら
岡山は、このゲームに勝たなければならない。勝利のためのモチベーションは、昇格のかかった徳島にも引けをとらない。影山雅永監督は先日、チームの「100%」の質が、シーズン序盤に較べて変わっていることを口にした。
「組織的な守備やボールのつなぎが上がったことによって『100%』が変わってきた。今の100%を、攻撃にも守備にも出せるかどうか」
徳島が昇格を決めるための条件については、こちら /jsgoal_archive/jsgoal/detail.php?press_code=00129355 をご覧いただくとして、得点を取らなければならない徳島に対する岡山DF陣の話はこうだ。「前掛かりな相手だと、ひとつ交わせればチャンスになるし、同時にカウンターのリスクも生まれる。バランスといつも以上の強気が大事。球際もすごい突っ込んでくるんじゃないかと思う」(後藤圭太)。「相手に合わせないように、いつもどおり、ひとつの試合として全力で勝ちにいきます。この試合で力が出せなければ、まだそのレベルだっていうことになる」(一柳夢吾)。植田龍仁朗は、徳島の高さのある2トップ、ドウグラス、津田知宏を、「止めます。頑張って、止めます」とシンプルに話した。
徳島のカウンター攻撃が増えれば、逆に岡山のチャンスもあると指摘するのは、GK真子秀徳だ。真子は今季、自身のパフォーマンスに満足していない。しかし視野を広げた点など、成長した部分は確実にある。最終戦には、徳島が得点を稼いだセットプレーへの守備、DFとのコミュニケーションを明確にして「試合に使ってもらっていることだけを考えて」臨む。右ワイドの澤口雅彦は、「全部、出しきります」と明快な口調で言い切り、「気持ちが悪いんで、出しきろうと」と続けた。前節、前々節の1対1で負けたシーンが頭にずっと渦巻いていたようだ。吹っ切れた後の澤口の頼もしさは、前々節のゴールで証明されている。左ワイドの田所諒は、「熊本戦で足りなかったのは、セカンドボールへの反応。みんな気持ちが入ってないわけじゃない。それでもうまくいかない時は、原点に立ち返って一人ひとりがボールに執着していく」と話す。
熊本戦で今季初出場を果たした桑田慎一朗は、リードして守りを固めた熊本に対して、何も出来なかったと俯き気味だった。しかし桑田が中でボールを受ければ、ゴール前に運ぶ回数は増える。「最近出来ている、テンポのいいボール回しから崩していければ」と言う千明聖典、仙石廉からのボールが縦のギャップに入るチャンスが今回はあるはずだ。そうすれば「良くなっていくチームに、しっかりついて行きたい」と話す桑田の強みも生かされる。
札幌vsF東京戦の状況は、随時ベンチに届けられるそうだ。「状況によって相手がどう出てくるかを予測しながら、姑息な手は考えず、今年1年間で上がってきた部分をぶつけたい。徳島相手にやれることを見せて、勝利してシーズン終われるようにやりたいと思います」と影山監督。
今季限りでの契約満了が昨日発表された岸田裕樹は、「1年間の集大成をファンの前で見せられるかっていうところだと思う。内容にこだわって結果もついてくるように頑張りたいです。みんな言ってますが、目の前で(昇格を)決めさせない。絶対許されないことだと思うんで」と話す。岸田はいつでも、岸田裕樹である。
以上
2011.12.01 Reported by 尾原千明













