今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第7節 富山 vs 草津】プレビュー:2勝目を巡って激戦必至。富山は負傷者続出の苦境で地力を発揮できるか(12.04.08)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
前節に初勝利を挙げた富山は連勝を狙う。草津は開幕戦以来の6試合ぶりの白星を目指す。今季2勝目を挙げて浮上への手掛かりをつかむのはどちらか。
両チームの置かれている状況は似ている。今季6戦を終えて富山は1勝2分3敗の18位、草津は1勝3分2敗の17位。やや出遅れた感がある。前節は明暗が分かれて、富山が初勝利を挙げ、草津は引き分けて5戦未勝利となったが、ともに2勝目を渇望している。スタメンが読めない点も同じ。富山は負傷者が続出し、草津がメンバー変更による組織活性化を狙っているためだ。新たに出場機会を得た選手たちの奮起が勝負のカギを握っている。

富山は前節、3−0で松本山雅を下して「TOP OF 北アルプス」の第1戦を制した。体を張った粘り強い守りからリズムをつくり、後半は気迫と運動量で圧倒。3点目を奪った直後の相手のキックオフを3人で奪いにかかり、終了直前にはゴールイン寸前のボールをMF西野誠がかき出して失点を防ぐなど、勝利への執念が随所にみえた。
新戦力の貢献も光った。FKからの流れでFW西川優大が2得点を挙げ、いずれもキッカーはMF加藤弘堅だった。安間貴義監督はこれまで、「我慢の時」と腹をくくり、守備面の不慣れさには目をつむって2人を起用してきた。「試合を重ねるごとにチームに適応して持ち味を発揮してくれた」と喜ぶ。
2012年のカターレは開幕5戦の未勝利を糧にして、力強く第一歩を記した。

今回は前節に先発出場したFW黒部光昭、DF足助翔、西野がけがで欠場する。ただでさえ負傷者が多い中、追いうちをかけるショッキングなニュースだった。しかし、誰が出場しても戦術を徹底して遜色のない戦いができるのがこのチームの強み。実際、昨季7月の第23節から今季の前節に至るまで27試合連続してスタメンが変わっている。MF吉川拓也は「練習以外でも、安間さんを交えてみんなで映像を見ながら研究している。だから誰が出場してもチームが変わらないのだと思う」と語る。今回もまた、昨季から積み上げてきたものの確かさを証明してくれるだろう。
心強いのはセットプレーが得点源として確立されたこと。加藤の高精度のキックが、空中戦に強いDF福田俊介やDF池端陽介らの持ち味を最大限に引き出している。今季の7得点のうち4点がセットプレー絡みで生まれている。福田が「『得点できる』という雰囲気があって、みんなが積極的にプレーできている」と話せば、加藤は「『決めてやる』という意欲が伝わってくる。なんとかしてくれると信じて蹴ることができている」と言う。今回もおおいに期待できそうだ。

草津は前節、横浜FCと1−1で引き分けた。DF3人をはじめスタメン4人を入れ替える思い切った策で副島博志監督は現状打破を試みている。チーム内の危機感は高まっているとみられ、必勝を期している。
富山のヘッドコーチから転じた副島監督は3年目。継続的にチームづくりを進め、過去2年はつまずいた序盤戦でスタートダッシュをかけるつもりでいただろう。しかし計画通りにはいかなかった。それは富山も同じで、安間監督は「ソエさんにとっても我慢の時なんだと思う」と推察する。前節の富山のように、そろそろ爆発してもおかしくない。相手にするには相当に厄介なチームだ。

昨季は最終10戦を負けなし(6勝4分)で乗り切り9位に食い込んだ。新外国人のMFヘベルチは左利きの司令塔タイプで、能力は昨季在籍したラフィーニャ(現G大阪)、アレックス(現東京V)に匹敵する。前節に今季初得点を挙げたFW金成勇、FW遠藤敬佑を含む新戦力が、看板のMF陣とかみ合うようになれば得点力アップは確実だ。
未勝利の5試合は計2得点しか奪えておらず、今回も攻撃が機能するかどうかが焦点になる。第4節・徳島戦で負傷したゲームメーカーのMF熊林親吾が復帰してくるとバリエーションも増えてチームは活気づくことだろう。
4月3日のクラブ発足10周年に合わせ、来季からクラブ名を「ザスパクサツ群馬」に改称することが発表された。オール群馬を標榜し、地域の期待に応えていこうという決意表明だ。選手たちもJ1を目指す今季の戦いに更にやりがいを感じたはず。今節の戦いぶりに注目しよう。

以上

2012.04.07 Reported by 赤壁逸朗
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着