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【J2:第7節 北九州 vs 鳥取】プレビュー:新しい選手が吹き込む新しい風。チームの融合が進む北九州が4連勝を飾れるか。(12.04.08)

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北九州はハードな内容となりながらも前節・甲府戦で勝点3を手にした。この勝利によってJ2昇格以来初めて得失点差がプラスに転じ(※過去最高は得失点差0で、昨年の第3節と第36節で記録している)、連勝も3に伸ばした。
勝ちが先行すると時に自信過剰になりやすいこともあるが、北九州にはその心配は不要だろう。このチームが持つメンタリティは勝っていようと負けていようと大きくは変わらない。目の前の勝利を目指すことと、チームが成長するためのサッカーを継続すること。目標に揺るぎがなければ、何が起きようとも傲り高ぶることもなければ、極端に下を向くこともない。今節も、前節のハードゲームからの勝利はリセットして、チャレンジャーとして試合に臨む。

北九州の好調ぶりは、新加入選手が融合するスピードが速いこととリンクしている。「うまくバランスを取れてきている。周りとも合ってきているという感じがある」とはMF竹内涼。竹内は甲府戦で「自信にもなった」と話すゴールをミドルレンジから決め勝利を呼び込んだ。ただ彼の話にもあるとおり、得点だけでなく中盤でのプレーが合ってきており、ゴールだけが評価点ではない。直接得点に絡む部分だけでなく決定機の2つ前、3つ前から思い切りの良い仕掛けや展開で自分の色を出せていることが竹内の良さであり、相手にとっての脅威だ。それは端戸仁にも、渡大生にも言えることだろう。「結果だけじゃなくいい動きをしているということが大事。彼らがトレーニングから集中してやってきたことが現われている」とは三浦泰年監督。若い選手たちがもたらす新風は北九州にとっては大きな上昇気流となり、チームをふわりと離陸させた。

今節はJFL時代から対戦してきた鳥取と再戦する。鳥取といえばコートジボワール出身のMFハメドに苦しめられてきた印象が強いが、ハメドは昨季をもって移籍。MF服部年宏も岐阜へ移籍した。鳥取との対戦そのものも昨年の7月以来であり、新しいチームと対戦すると考えていいだろう。
その鳥取は今季ここまで1勝1分4敗。得点は取れてはいるが、無失点試合がなく苦しんでいる。リズムが崩れると流れを覆せないことも負けが混む要因のひとつで、相手に主導権を握られっぱなしになってしまうと跳ね返せていない。ただ前節はインフルエンザによる欠場もあって思うようなゲーム運びができなかったが、アディショナルタイムに福井理人が決めて一矢報いた。最後まで戦う姿勢を貫けば勝点に逃げられることもなくなるだろうし、それは試合終盤を自分たちの時間としている北九州にとっても厄介だ。

前節に吉澤英生監督を含め欠場者が出た鳥取と、出場停止選手がいるものの万全の状態で試合を迎えられる北九州。ゲームは北九州の優位に進むと考えていいだろう。
ただ試合を動かす得点を最初に手にするのは北九州とは限らない。中心となる選手が入れ替わったとはいえ鳥取の前への推進力は力強く、一瞬の隙を突いていければ鳥取にも先制点のチャンスは訪れるはずだ。北九州は意図するしないにかかわらず“後半勝負”となることが少なくないが、終盤に入る前のいい時間帯で点を取れるかどうかは今後を占う上でも重要なポイントになる。もっとも仮に終盤までドローの状態が続けば、ともに最後の粘りがあるだけに終了間際の攻防も楽しみではある。

ところで本筋からは外れてしまうが、北九州は新井涼平が髪を短髪&金髪にイメージチェンジした。…イメチェンしたというよりは、罰ゲーム的に“させられた”というほうが正しいかもしれないが、「初めて染めた」という新しいヘアスタイルは練習場によく足を運ぶ私自身、練習生が入ったのかと思ってしまうほどの変身ぷり。ただ、ゲームの軸となるプレーヤーは「目立つと思うので」と苦笑いしながらも「前に立つ選手のポジションがいいので早く攻撃に移せる」と話し、活躍を誓っている。
この新井も、はまってきている新加入選手の一人。もちろん誰かがはまるためには、既存の選手たちが新しい選手を知って生かす動きがあるとも言え、チーム力が上がってきていることの証でもあるだろう。

新しい選手が、新しい風を吹かす。今までいた選手たちがそれを受け止める。3戦ぶりのホームゲームだ。今節も風に乗って、大空へと舞い上がりたい。

以上

2012.04.07 Reported by 上田真之介
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