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【J2:第7節 甲府 vs 大分】城福浩監督(甲府)記者会見コメント(12.04.08)

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●城福浩監督(甲府):
「昇格を狙うには絶対に連敗はできないと思っていましたし、選手もその気持ちを強く持って臨んでくれたと思います。前節非常に悔しい思いをしまして、それを晴らすには勝利しかないと。我々だけでなく、サポーターにも悔しい思いをさせましたので、そこを気持ちに宿して、試合に臨みました。
内容については、我々のストロングポイントをしっかり出そうとはしましたが、それにしても地上戦と言いますか、足元でつなぐ時間をもっと増やしていかなければいけないなと改めて思いました。それによって我々の選手たちの持っている長所が出る場面が作れると思っていますので、そこは空中戦というのが多かったというのは言い方が変ですが、チャレンジしても良かったのかなと感じています。
とはいえ、1−0で勝ちきったというのは評価したいです。特に最後の数分間はほとんど相手に付け入る隙を与えなかった。これは我々にとって大事なベースにしたい部分で、最後をどういう風に勝ちきるかというところは今回の試合をベースとしたいと思います」

Q:前節から先発選手を3人入れ替えた意図について?
「(前節は)私の見方では75分くらいはほとんど我々のゲームでした。特に前半45分というのは相手にほとんど何もさせなかった。ラスト15分でバタバタしてしまったので、色々な方から閉塞感みたいな声が出てきたりして、私としては全く見方は違っているのですが、逆にいえば変える必要がすごくあったわけではないです。自分たちのサッカーについてはすごく悪いとは思っていないです。ただ、やはりずっと準備し続けている選手がいて、ギリギリのところで試合に出られない選手がいて、そういう意味では彼らにチャンスを与えるということも僕は正しい選択だと信じていますし、彼らに勝利の方向に引っ張って行って欲しいと、そういう思いでした。ですから、前節が悪くて変えたということではないです」

Q:田坂監督が甲府のサイドバックが高い位置を取ったため、大分の前線のシャドーが押し込まれてしまったとおっしゃっていたが、その点については?
「サイドの攻防はキーになると思っていました。相手のシステムが3−4−3であることも含めて、この試合ではサイドでいかに数的優位を作るか、その点については準備の段階からかなり選手に伝えていました。ただ、相手のシステムがどうであれ、我々としてはやはり、中でしっかり作って、最後外で崩していくという形を研ぎ澄ましていかなければならないと思います。いつもより高い位置でサイドバックがプレーできたかもしれないですが、精度であったり、そこから先のクロス、また他のものを見せるということはもっともっと工夫が必要だなと思っています」

Q:井澤選手、永里選手といった中盤の選手にかなり前を見る意識を感じたが、監督はどういう印象でしょうか?
「彼らだけではなく、チームとして、ビルドアップの立ち位置、そしてそこからゴールに向かうためのアクションにメリハリをつけようということで今回準備してきました。それが前節、そしてこれまでの課題でした。そういう姿勢は全体的に見せられましたし、うまくはいかなかったけれどいつもよりはミドルも打とうとしました。ポゼッションを志向すればするほどミドルの回数は少なりがちですが、我々としたらミドルも打てる、ミドルで点が取れるようにもなっていこうとしています。また、サイドでもヘッドアップした時、前を向けた時にもっと積極的なプレーがあっても良かったのかなと思っています。ボールを持っている選手だけでなく、引き出す選手も含めレベルを上げていきたいと思っています」

Q:これまで出場時間がとても短かった青木選手を今日25分出しこ理由について。またアシストも決めた今日のプレーの評価も合わせてお願いします
「彼もずっと準備し続けてきた選手です。いつ使ってもおかしくない状態でした。ピッチに出ている選手のパフォーマンスであったり、ポジションのバランス上、使う機会があまりなかったですが、今日はどうしても引き分けで終わりたくなかったので、点を取りに行くといううえでもチームに刺激を与えました。(青木は)練習でも高いレベルでやっていますし、そこは信じています。1.5列目のところからボールに関わり、最後にゴール前に顔を出すという彼の特徴は、短い時間の中ですが出ていたと思います。ただ彼の持っている能力からするともっともっとボールに絡んでいってほしいですし、チャンスメイクしてもらえるよう期待しています」

Q:さきほど足元のプレーを増やしたいとおっしゃっていましたが、前半はシンプルな縦へのボールが多いようにも見えましたが、それは狙い通りでなかったということでしょうか。もしそうでしたら、なぜそうなったとお考えでしょうか?
「多くの試合がそうですが、前半の初めというのは相手もフィジカル的にベストなので、コンパクトさであったり、ボールへのアプローチであったり、プレスバックであったりという所で、非常に(足元でつなぐのは)厳しいです。ある程度時間が過ぎていくと、スペースができて崩れてくるのですが、最初の20分、25分というのは相手もかなり高い意識で守備をしてくるので仕方ないと。むしろ、だからこそ、裏を突く動きであったり、フィードというのはもっと出してもいいと思います。ただ、前半の途中からはもっともっと勇気を持って(つなぐことを)やっても良かったのかなと。それが後半にならないと出てこなかったという意味では、前半途中くらいからのプレッシャーでは我々は(つなぐことが)できるチームだと思うので、修正していきたいと思います」

以上
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