新潟は前節の第6節・C大阪戦で、リーグ戦初勝利。勢いを持続させるためにも、このヤマザキナビスコカップ・神戸戦は落とせない。
チーム同様に自らに勢いを付けたい選手が、MF小谷野顕治だ。C大阪戦は後半途中から出場し、勝ち越しのリズムを作った。神戸戦もスタメン、ベンチスタートにかかわらず自分の仕事を果たすことで、チームの上昇とアピールにつなげる。
神戸は公式戦5試合連続で無得点と、極端な得点力不足。まずゴールを割ることで状況を好転させたい。
「自信を持ってプレーしたい」。神戸戦を前にした小谷野は、常に意識を中心に置いていることをあらためて強調した。スタ メン、ベンチスタートどちらでも「持ち味を出せばいい」と言い切る。
C大阪戦はヤマザキナビスコカップ、リーグ戦を合わせて4試合ぶりの出場だった。後半19分にピッチに入ると、2列目を中心に自在なポジショニング。ミシェウとともに攻撃の起点になった。パスだけではなく、狭いスペースで仕掛けるドリブルも効果的に使った。「ゴールに近いところでプレーしないと」。C大阪戦でリーグ戦初勝利を挙げるまで、新潟の白星はヤマザキナビスコカップ・札幌戦の1試合だけ。ここまで2点以上奪った試合はゼロ。ピッチの外からチームの試合ぶりを見ながら、自分に必要なプレーを見定めた。
プロ入り6年目の今季、鹿島から移籍。開幕戦の川崎F戦ではプロ入り初スタメンを果たした。その後は途中出場、ベンチウオーマー、そしてベンチ外。徐々に出場機会が減っていった。その中で「何かが足りないから試合から外された」と自分を見つめなおした。
リーグ戦、ヤマザキナビスコカップと続く連戦を初めて体験した。無意識のうちに、疲れを理由にして練習をセーブしてしまった。睡眠時間、食事面と生活から見直した。プレーそのものも修正を加えた。パスで味方を使うだけでなく、自分から仕掛けることにウエイトを置いた。「もともとドリブルは得意。そこを強調していきたい」。プレーの引き出しの多さを見せることは、アピールとともにチームの戦い方の幅を広げることにもなる。「やれるという気持ちでプレーする」。神戸戦、自信を結果で表す。
神戸は、2-1で白星を挙げたリーグ戦第2節札幌戦の後、ゴールがない。リーグ戦第6節・浦和戦もシュート8本で0-2。今季、鹿島から野沢拓也、田代有三、G大阪から橋本英郎を獲得するなど戦力は充実した。ただ、細かいミスが続くなど、既存選手と新戦力の連係面の不安などが解消されないまま進んできた感がある。
今回、昨年末に手術した左首の影響で出遅れていた田代の復帰が濃厚。鹿島在籍時には対新潟戦で通算5得点と相性はいい。 田代が得点を決めることで一気に上昇ムードが出来上がる。新潟の小谷野と同様に、鹿島出身の選手がキーマンになる。
どちらにとっても、予選突破の目的以外に今後につなげるための重要な一戦。内容が伴った形で結果を出すことで、勢いは底力に変わる。
以上
2012.04.17 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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