神戸12位、柏10位と共に波に乗れていない両チームの対戦。特に柏はACLとの過密日程もあり、今節はコンディション調整の難しい戦いとなる。17日(火)に中国で戦い、すぐに神戸入りというアウェイでの連戦。しかも、前節の仙台戦で退場処分となったレアンドロ ドミンゲスが不在、警告累積で酒井宏樹が出場停止。状況的にみて、かなり厳しい戦いを強いられそうだ。
とはいえ、公式戦2連敗中も、前節の仙台戦を見る限りサイドチェンジを交えたダイナミックな攻撃は戻りつつある。敗戦はしたものの、堅守を誇る仙台から2ゴールを奪っているのはさすが昨季の王者。今節の神戸戦で悪い流れを断ち切れれば、一気に波に乗る可能性もある。
一方の神戸は、ヤマザキナビスコカップを含めて公式戦6連敗中。しかも6試合無得点と苦しい戦いが続いている。「守備の意識が高過ぎて」(吉田孝行)思い切った攻撃ができず、「神戸の前からガンガン行くのは相手も嫌だろうし」(相馬崇人)という持ち味も出せないまま、ずるずると悪い流れを引きずってきた。
問題は得点。当たり前だが、ゴールが決まらなければ勝点3は奪えない。逆に「先制して、すぐに失点しなければ、神戸はプレーの幅が広がる」(橋本英郎)という傾向もある。どのゲームもそうだが、特に今の神戸にとっては先制点が大きなポイントになるだろう。リスクを負ってでも「チャンスの時に全員で点を奪いにいくこと」(大久保嘉人)が必要だ。
そんな神戸の救世主に成り得るFWが、18日(水)のヤマザキナビスコカップで公式戦復帰を果たした。鹿島から新加入の田代有三だ。
その試合の前日「やっとです。本当に」と復帰の喜びを噛み締めていた田代は、新潟戦の後半から途中出場を果たし、いい流れを引き寄せた。「自分が入って、もっとサイド攻撃を要求したい」と話していた通り、前線のターゲットマンとなって神戸のチャンスも広げた。試合後の和田昌裕監督も「次は当然先発という可能性も出て来たと思います」と好評価だっただけに、今節の柏戦では移籍後初スタメンも十分に考えられる。
「鹿島も何年か前はハイプレスだったし、自分にとってもその方がやりやすい。どうせ走らないといけないなら前からの方がいいし、そういうサッカーができるのは強みでもある」と記者陣に話した田代の復帰で、神戸が上昇のきっかけをつかめるか。前からガンガンとプレスをかけ、相手をねじ伏せるエキサイティングな神戸のサッカーに期待したい。
以上
2012.04.20 Reported by 白井邦彦
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