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【J2日記】大分:風間ト○ル似のプリンス。「泉大津の“だんじり”WB」に注目!(12.05.17)

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赤いスパイクは情熱家の証!?前節プロデビューした夛田凌輔選手。

20年目のシーズンに突入したJリーグで、また新たな選手がキャリアをスタートさせた。夛田凌輔、19歳。今季、C大阪から出場機会を求めて、期限付きで移籍してきたプロ2年目の選手である。
前節の湘南戦で初出場、初先発し、持ち味の運動量を惜しみなく発揮した。得点の場面では、逆サイドのクロスに飛び込み、相手DFを引き連れた。ノーマークになった西弘則の得点を演出したのは、この選手である。
本人は「後半、足がつって交代してしまった。もっとボールに絡みたかったし、サイドで起点になりたかった」とクールに分析しながらも、身体の中に脈々と走る“だんじり魂”に火がついようだ。
C大阪U−18の頃は“岸和田のだんじりDF”として名を馳せた男。ガツガツとボールを刈り取るディフェンスと粘り強さを身上としていた。大分では3−4−3のシステムの生命線となるウイングバック(WB)を主戦場としている。今季はそのディフェンスに攻撃力が上乗せされ、“岸和田のだんじりWB”のキャッチーなコピーとともに攻守に奮闘し、今節のホーム戦出場に猛アピールを続けている。
何せホームでの大分のゴール裏は、お祭り同然の活気に満ちあふれている。お祭り男の血が騒がないわけがない。小麦色に焼けた肌と真っ白な歯がキラリと輝くしょうゆ顔は、「次も出られるように頑張ります」と憎らしいほど爽やかに丁寧に答えた。
そしてこの腰の低さは、憧れだったミスターセレッソのモリシこと森島寛晃の影響だという。C大阪U−18の練習で、アンバサダーであったJの伝導師モリシに教えを説かれ、謙虚さを学んだ。
端正な顔立ちとアグレッシブなプレー、そしてもの腰の柔らかさに女性ファンはこころをわし掴みにされるはずだ。それだけではない、芯の強さとこだわりもある。「すみません、僕は岸和田でなく泉大津出身なんです」と“岸和田のだんじりWB”のネーミングが気になっていたのか、最後にその言葉だけを残して去って行った。
そんなわけで、大分のプリンス“泉大津のだんじりWB”に注目です!



2012.05.17 Reported by 柚野真也
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