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【J1:第18節 清水 vs 柏】プレビュー:ゴール欠乏症の清水が、強さを取り戻してきた昨年の王者・柏を迎える大一番。清水は誰が“ソース”の詰まりを取り除けるか(12.07.13)

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「(食卓の)ソースがなかなか出ないときも、詰まりが取れて出始めれば一気にドッと出てくる。今のエスパルスはそれと同じで、1点決まれば、どんどんゴールが決まるようになると思う」(ヨン ア ピン)
まさにその通り。今の清水の状況をとてもわかりやすく例えている言葉だ。ゴールデンウィークまで非常に勝負強い戦いを見せていた清水は、それ以降なぜか7試合勝利から遠ざかっている。けっしてサッカーの質が低下しているわけではなく、失点も7試合で5点と非常に少ない。決定機も毎試合作れている。足りないのは、それを決めるという部分だけだ。

一部からは「1,000ゴール目の呪い」と言われるほど、チーム通算1,000ゴールを目前にして急に点が取れなくなっている。だが、そんな呪いなど絶対にないと信じたい。たまたま点が取れなくなった時期と重なって、余計にプレッシャーが増しているだけだろう。だから、次の1点=1,000ゴール目が決まれば、ソースの詰まりが取れた状態になる可能性が高い。それは、清水の選手たち自身も十分に実感していることだ。

ただ、20周年記念試合の前節・川崎F戦でも、ゴール前で余裕がないために、冷静な判断や正確なシュートができないという状況は感じとれた。その硬さが、この試合で急にほぐれるということもないだろう。となると、あとはプレッシャーに打ち勝つ個の強さが求められる。もちろん、それができる選手は揃っている。高原直泰、アレックス、大前元紀、高木俊幸らは、本来は大事なところで勝負強さを発揮できる選手たちなので、そろそろ本領を発揮してほしいところだ。

また、こうした苦境を脱するためにもうひとつ期待したいのは、ラッキーボーイの登場だ。たとえば、来日以来ずっと不発だったジミー フランサは、日曜日(7/8)の練習試合(静岡産業大戦)で素晴らしい2ゴールを決め、今週の練習でも好調を維持している。ゴトビ監督としても、ここまでくると何か空気を変えたいという意味で、フランサにかぎらずフレッシュな力を試してみたくなるだろう。ここは、当日のスタメンやベンチメンバーを見て、楽しみがふくらんでくる要素だ。

対する柏は、前節の名古屋戦ではオウンゴールによる決勝点で敗れたものの、その前は7試合負けなし(6勝1分)と好成績を残している。初挑戦のACLが終わってリーグ戦に集中できるようになった中で、優勝した昨年の力を取り戻しつつある。
右サイドバックの酒井宏樹がハノーバーに移籍したことは戦力的な損失だが、それによって守備力が低下することはなく、チームの看板であるレアンドロ ドミンゲスとジョルジ ワグネルのコンビは相変わらずクオリティの高いプレーを見せている。
また、清水戦ではとくにセットプレーが威力を発揮しており、昨年からの3試合ではすべてセットプレーからの得点で勝利のきっかけを作っている。清水がいかに厳しいプレスをかけてきたとしても、セットプレーには関係ないので、ここは柏としてはぜひ自分たちの武器を生かしたいところ。逆に清水にとっては、そこがもっとも警戒すべきポイントであり、勝敗を左右する大きな見どころになりそうだ。

柏としても、アウェイであっても勝つことしか考えていないだろうし、今度こそホームで絶対に勝ちたい清水とは、ガチガチの真っ向勝負になるはず。だが、「アウェイゲーム(第3節)でもプレーではうちが勝っていた」(ゴトビ監督)という清水は、主導権を渡すつもりはない。あとはセットプレーとカウンターに細心の注意を払いながら、自分たちの形でチャンスを作り、それを決めるだけ。もちろん、口で言うほど簡単なことではないが、今回も清水サポーターは選手たちの力を信じて、熱い声援を送り続けてくれるはずだ。

以上

2012.07.13 Reported by 前島芳雄
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