●バルバリッチ監督（愛媛）：

「まず相手の勝利を祝福したい。自分たちのできる範囲のことをしたが、いい結果を得るにはより多のことが必要。そこまで到達できなかった」

Q：後半は後手に回ってしまったが、その要因は？
「プランとしては前半と同じで、特にサイドの選手が引かずに前からプレスをかけたかった。しかしサイドハーフが下がり、サイドバックがストッパーの位置に引いてしまって相手にスペースを与え、完全に主導権を奪われてしまった。理由は何であれ引いてしまい、引いて守らないといけない時間もあるし、疲れもあったかもしれないが、スライドがなく、2点目の場面は本来スライドすべきストッパーが相手よりも10m離れてしまっていた。ですので後半は全員が受身に回ってセカンドボールを拾えず、相手のクロスのすべてが問題になってしまった。前半はできていたが後半は引いて受身になった時に、奪っても続けることができず短いパスをつないで広いところに逃げるとか、そうすることなく前に大きく蹴ってしまった。最終ラインの選手は全体が見えているのだから、前の選手に対して指示を出してスライドをしないといけないが、後半は受動的になって動きがなかった。それぞれの選手が自分のポジションを守るのが精一杯になってしまい、必要なスライドができず、相手に対してアグレッシブな守備ができなかった。

ひとつポジティブなことは、加藤がスタメンで初めて出て、他の選手とは違いボールを受けて前に進めることができた。いくつか失う場面もあったが、初スタメンにしてはイニシアチブを持ってボールを受けて前を向くことがしっかりできた。あとは各選手がボールを持っている時にパスをするのかドリブルをするのか判断ができないことがある。ボールを持った時にジュニアユースの選手のような状況になってしまうことがある。よりよい結果を得るために、これ以上のことができなかった。原因は分析しないといけないが、交代で入って5分と健全なプレーできない選手は信じられない。我々のチームの選手の9割は他のチームでコンスタントに試合に出れない選手で、多くの選手がシーズンを通して初めてコンスタントに試合に出ている選手だということは分かるが、だからといってジュニアユースのようなプレーをしていてはいけないし、それは理解できない。今日に関しては前半はよかったが、後半は何もなかった」

以上