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【J1:第23節 鹿島 vs 新潟】プレビュー:3人の出場停止に加えて小笠原の出場も微妙。8戦未勝利と分の悪い新潟を前に選手たちの奮起に期待がかかる(12.08.24)

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6連戦をうまく乗り切り波に乗ったかと思われたところで、前節は低調な試合を演じてしまった。今季はここぞという場面でことごとく結果を残せていないことが現在の13位という順位に反映されている。しかし、今節と次節のホーム2連戦を前に選手たちは巻き返しを誓う。これ以上順位を下げないためにも非常に重要な試合だ。

しかし、前節、試合直前で出場を取りやめた小笠原満男は今節も出場は難しいだろう。水曜、木曜と連続して行われた紅白戦にはいずれも出場せず、別メニューでの調整を続けていた。代わりにボランチを務めるのは増田誓志になりそうだ。
またこの試合は、大迫勇也、ドゥトラ、西大伍と3人もの選手が累積警告により出場停止となっている。合計4人の選手が入れ替わるため、チームとしての底力が求められるだろう。前節は、キャプテンである小笠原がピッチにいないことが影響し、前半は覇気のない45分となってしまった。ホームの試合で、その二の舞は絶対に避けなければならない。

「チームの中心として引っぱっていける中堅の選手が出て来ないのが課題。こういうときに『俺がやってやる』という選手が何人出てくるか、だと思います」
前節は、小笠原の替わりにキャプテンマークを巻いた岩政大樹は、中堅選手たちの奮起を期待していた。特に、長年務めていた選手会の会長職を譲った増田には大きな期待を寄せてきた。それだけに、先発が予想されるこの試合は増田にとっても大きなチャンスとなる。本人も「鹿島のサッカーで重要なのは気持ちの面で戦うこと。いまはそこが足りない」と、問題を十分に把握して試合への準備を進めていた。

ただ、対戦相手の新潟は最近8戦で4分4敗と結果を残せていない。今季も第16節で対戦し、ドゥトラのゴールで先制するもミシェウに同点弾を許し、引き分けに終わっている。新潟は、横浜FMと広島に2連敗して調子を落としているとはいえ、再び降格圏に沈んだこともあってこの試合は是が非でも勝点を取りに来るはずだ。怪我人こそ多少はいるものの、ミシェウ、ブルーノ ロペスに田中亜土夢、三門雄大らが絡む攻撃、そしてロンドン帰りの鈴木大輔を中心とした守備と、ベストな布陣を敷いてくると思われる。気が抜けない対戦となるだろう。

鹿島にとっては、若手・中堅に存在感を示して欲しい試合ではあるが、ある一人の選手が出場すれば、大記録を打ち立てる試合となる。左サイドバックとして出場が目される新井場徹が、試合に出ればJ1通算392試合の出場となり、鹿島に在籍したことがある選手のなかでは、秋田豊さんを抜いてチーム歴代1位となる。
「もうすぐ400試合だな、と漠然とは思っていたけど、歴代1位とは言われるまでなんにも意識してなかった」
無事これ名馬という言葉通り、鹿島の屋台骨として支えてきた79年組のなかでは大きな怪我もなく、曽ヶ端準と並んでなくてはならない存在としてピッチを駆けている。
「ズルズルと下をむいてやっててもアカンと思う。自分たちの持っているものを証明しないといけない。アントラーズとして、どれだけやれるのかが問われている」
今節は、西が出場停止ということもあり左からの攻撃が重要になる。きっと、どれだけのことがやれるのかを、示してくれるはずだ。

以上

2012.08.24 Reported by 田中滋
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