●柳下正明監督（新潟）：
「勝点3をプレゼントしてもらったゲームだったと思います。前半の20分、25分までの間にかなり混乱してビッグチャンスも与えていました。相手のシュートミスに助けられたと思います。ただ、新潟の選手は日頃から100％でトレーニングをやってくれていますので、そういったところを神様が見ていてくれて、プレゼントしてくれたんじゃないかなと思います。これを最初で最後のプレゼントにして、これからは自分たちの力で勝てるよう、しっかり準備していきたいと思います。最後まっで体を張って粘り強くやれたことは、彼らの良いところが出たのではないかと思います」

Q：試合としては意にそぐわなかったと思わなかったかもしれませんが、すばらしい守備でした。
「前半の20分、25分は相手のボランチがちょっと最終ラインに入ってきて、あるいはトップが出入りする、2列目が中に入る動きに混乱させられて、だいぶフリーにしてたんですね。そこで押し込まれてサイドを崩されて、最後のシュートミスで助けられた。25分過ぎくらいからはこちらが言って、少しずつ誰が誰を見るというのがわかりだして、それほど崩されることはなかった。ただ、一番の課題は新潟は粘り強く守備が出来る。でも、そこでマイボールにした時に確実に自分たちでボールを保持する時間をもっともっと増やす。あるいはシュートまでの回数をもっと増やす。それをまたできなかったので、またトレーニングしないといけないと思います」

Q：ミシェウ選手と坪内選手が早い時間に交代したが？
「ミシェウに関しては、数少ないカウンターというか攻撃のところで何度か簡単にボールを失っている。それは非常にチームにとって苦しいので、疲れも見えているのかなということで代えました。坪内も疲れが見えている。レナトに中に入られてはいけないところで何度かやられていたので代えました」

Q：これでJ1通算100勝目になります。この勝利をどのように上積みしていきたいですか？
「今年まだ6勝？　勝点24ですから、通算100勝というのは関係なく、ひとつひとつ勝点3を積み上げて、順位をあげていくことだと思います」

Q：25分に出した守備の指示というのは、具体的にどのようなものですか？
「ボランチが2人下がってくる。そのボランチの1人をFWが見る。もう1人は山村を見る。ボランチの2人のうちどちらか1人が上がってきた相手のボランチを見る。で、ボランチがもう1人センターバックの前に余っていますよね。そこに（相手）FWが引いてきたら受け渡せれば受け渡す。でも、ボールが動く度に守備も動きすぎてフリーになったり、あるいは自分たちで運動量を増やしすぎて疲れてる。後半は少し改善できたと思います」

以上