C大阪と神戸のU-15チームが現在タイに遠征を行っている。これは今年3月に発表されたC大阪とバンコクグラスFC、神戸とチョンブリーFCの業務提携の一環として実施されたものだ。8月29日はチョンブリ―において4チームが集まり試合が行われた。(その際のレポートはこちらから)
8月30日、バンコク郊外にあるバンコク・グラスFCのホームスタジアム「LEO Stadium」において、今遠征最後の試合となるバンコク・グラスFC U-15 vs セレッソ大阪U-15の試合が行われた。「LEO Stadium」は人工芝だが急勾配のゴール裏席が3階まである独特の雰囲気を持つサッカー専用スタジアムで、リーグ戦ともなれば多くのサポーターが詰めかけ迫力満点の試合が繰り広げられる。
キックオフは17:00。厚い曇が空を覆い比較的涼しい環境の中での試合となった。キックオフ直後から主導権を握ったのはバンコク・グラスFC U-15だった。セレッソ大阪U-15は連戦の疲れと慣れない環境からか、運動量も少なくパスミスが目立つ。バンコク・グラスFC U-15はそのパスミスを逃さず、ボールを奪うと素早い攻めでセレッソ大阪U-15守備陣を脅かす。しかし前半15分過ぎに雨が降り出すと、バンコク・グラスFC U-15の集中力が切れた所を逃さず、ゴール前の混戦からボールを押し込んだセレッソ大阪U-15が先制点を奪った。だが、2分後にはバンコク・グラスFC U-15が追いつきゲームは振り出しに。ここからはセレッソ大阪U-15も落ち着きを取り戻し拮抗した試合展開となったが、雨は徐々に激しさを増していき、周りの音がかき消されるほどになっていった。
雨季真っただ中のタイだが、ここまで激しく止まない雨は珍しい。さらに”ゲリラ豪雨”と化した雨は30m先が霞んで見えないほどに激しさを増し、選手達は目を開けているのも辛そうだった。
昨日のJチーム同士・タイプレミアリーグのチーム同士の試合を観戦して、セレッソ大阪U-15の根木君は「身体の使い方も上手いし、スピードもある。繋いでくるかなと思ってたけど、裏を付いてきたりして…。でもそこは僕らが2手3手先を読んで対応していけば大丈夫だと思う」バンコク・グラスFC U-15のMUD君は「見ていて楽しかった。テクニックがあって早い。明日の対戦?相手はもちろん強いけど、やってみないと分からない。僕らが勝てる確率は50%かな。とにかく早く試合をしたい」と語っていたが、ハーフタイム中も雨は降り続き、非常に残念ではあるが、落雷の恐れもあるとして様子を見守っていた主催者側の判断で後半は中止となり、前半のみの試合となってしまった。
セレッソ大阪のコーチ陣は「遠征での最後の試合がこういった形で終わったのは残念だが、
”経験”としてみればこれはこれで良かったのかなと思う。海外ではこういった予想外の事が多々起きるのだから、そこでナーバスになるのか、落ち着いて平常心でいられるのか。今回積んだ”経験”をこれから活かしてくれればと思います」と語った。
挨拶のためにピッチに出てきた東南アジア・タイ特有のゲリラ豪雨を”経験”した選手・コーチ達は「この決着は大阪で!!」と笑顔で握手を交わしていた。
Reported by Samurai x TPL Yuji Hamasaki
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