●西野朗監督(神戸):
「内容的には決して悪いゲームではなかったと思います。全員でしっかりハードワークして、ディフェンスの面で組織的にボールを回収して、良い攻撃にも繋がっていましたし、サイドから、中央から、いくつかビッグチャンスもありましたし、後半はかなりコントロールできたとは思うんですけど、やはり最後の、、、これは精度の問題になるんですけど、もう少し、そのチャンスというものをふくらませていかないといけないな、とは思います。いくつかのビッグチャンスだけでは点を取ることは難しいと思います。もう少しチャンスをふくらませていくことは大事だったと思うんですけど、ある程度コントロールしてはいたので、その1点が重かったのと、自分たちも取れなかったということの悔しさは強く感じています」
Q:ハーフタイムの指示でロングボールを有効に使うことというのがあったのですが、前半ではロングボールがかなり多かったと思います。その辺りはどう見られていたのでしょうか?
「そうですね。それは自分たちの課題であって、どうしても保持する、保持しながら展開していくということが、まだまだ身についていないというか、状況のなかで有効に使うという意味は、それ(ロングボール)がすべてではない、それに頼ってはいけないということで、そういうなかでボールをしっかり保持しながら攻めていく。そのなかで有効にロングフィードを(使っていく)。制空権のとれる田代や、スペースに走れる小川がいるので、そういう選手の特長を前線でポイントをつくるためにロングフィードをつかっていく。それが前面に出て頼りすぎてはいけないというなかで、アントラーズのプレッシャーがあったとは思わないんですけど、ハーフタイムには展開して自分たちで攻撃のスイッチを入れていくことも十分できるということを伝えました。だいぶ修正できましたけど、前半は有効なロングフィードではなかったと思いますし、それが戦術としてあるわけではないので、それにしても多用しすぎているという感じはありましたね」
Q:相手の中盤、小笠原選手のところだと思うのですが、かなり橋本選手が狙っている印象があったのですけど、全体を通してアントラーズにもあまり多くのチャンスを作らせなかったと思います。点が取れなかったという課題はあると思いますが、守備の方を監督はどう評価しているのか教えて下さい。
「先月の8月の頭のグランパス戦で5つ取られていましたから、チームとしてもあのゲームを踏まえて、その後のレッズ戦や札幌戦も含めて、鳥栖戦で今日という流れのなかで、その部分は全員が十分に意識して、相手のゲームメイカーなりキープレーヤーに対する圧力をかけつつ、全体でコンパクトに、という守備意識は高いと思います。それはいままでのヴィッセルのそういう伝統的な強さというのもありますし、組織で仕事をするという強さもありますから、そこは修正できて、ここ数試合、戦えていると思います。問題は、そこからいかに奪取したボールを自分たちでコントロールして、攻撃やフィニッシュに繋げていくかが問題なので、今日は当然小笠原のゲームメイクというところは消していかないといけないところだったので、前線から、ボランチ辺りも少し高い位置からチェックに入るということは、オートマチックにできていたなとは思います。問題はそこからの攻撃のオプションを増やしていくとか、精度が低ければ回数を増やしていくとか、より積極的に。回収で終わるのではなく、守備から攻撃の連動というのをさらにつけていけば、ステップアップもできるんじゃないかと思いますね」
以上
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