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【J2:第33節 愛媛 vs 横浜FC】プレビュー:今の苦境を乗り越ることができれば、まだまだ上は目指せる。愛媛は横浜FC戦をその第1歩にできるか(12.09.14)

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先週末に行われた天皇杯で、愛媛は湘南に敗れて2回戦敗退。勝利から遠ざかっているリーグ戦の悪い流れを断ち切ることはできなかった。一方で、ニンスタに乗り込んでくる横浜FCの天皇杯も同じJ2の栃木との対戦。栃木とはリーグ戦の対戦で敗れた直後だったが、今度は延長戦で振り切りリベンジを果たした。リーグ戦では甲府、栃木に敗れて連敗していた横浜FCにとっては、足踏み状態を脱するきっかけにもなる天皇杯2回戦突破。その勢いを持って、今節はリーグ戦3試合ぶりの勝利を目指す。

6位以内に入るという明確な目標に向けて戦い続ける横浜FCに対して、リーグ戦で11試合勝利から遠ざかってしまった愛媛。結果が出ないことで、各選手のプレーまでもが勢いを失っている。バルバリッチ監督は「時につなごうとすることで前に進めず、それが相手の逆襲につながってしまっている」と指摘をするが、前節の富山戦でも、天皇杯の湘南戦でも、なかなかフィニッシュまで持ち込めない間に相手の速い攻撃を受けて失点。「ポゼッションができても、ボールを回しているだけでサイドからのクロスにも迫力がない。その間に失点をしてしまっている」と田森大己は振り返るが、ミスをしないように大事にボールを運ぶ気持ちが裏目に出て、攻撃のスピード感も失っている状況だ。

この状況に対してバルバリッチ監督は「やりたいこと、やるべきことのアイデアを持って、それをいかにシンプルにこなすことができるか」と語っているが、今の愛媛が考えるべきことは、シンプルにゴールを目指すこと。ボールを回して相手に揺さぶりをかけることはもちろん必要だが、手数をかけずに相手のゴールまでたどり着くことを常に考えることが必要だ。怪我から復帰した東浩史が「攻撃に関しては、仕掛けるプレーが少ないと感じていた。自分の持ち味もそこだし、仕掛けられる選手は多いので積極的に、失うことを恐れずに前を向いてどんどんゴールに向かわないと」と語るように、フィニッシュで終わる回数を増やし、それをゴールにつなげたい。愛媛はリーグ戦と天皇杯を合わせて4試合ゴールから遠ざかっている。得点がなければ、当然12試合ぶりの勝利も得られないし、今の停滞した空気を払拭することもできないだろう。

逆に、隙あらばゴールを狙ってくる横浜FCの攻撃に対しては粘り強く対応していく必要があるだろう。愛媛はこれまで通り、前線からしっかりとプレスをかけて縦へのパスコースを消していくことはもちろん、横浜FCのサイドにボールが入った時にも気を抜いてはいけない。そこからゴール前にボールが入れば、大久保哲哉や田原豊らがペナルティエリア内で強さを発揮する。また、セカンドボールに対しても野崎陽介や武岡優斗といった仕掛けられる選手に渡らないよう、高い集中力を保つことが必要だ。
特に愛媛が注意しなければならないのは後半。運動量が落ちてしまい、ラインが下がる一方で前線の選手はゴールが欲しく前に残ってしまい、相手にスペースも与えてしまっている。接戦のまま時間が経過しても、焦れずに、コンパクトに陣形を保ち続けられるか。相手に自由を与えないサッカーを90分間やり抜けるかという部分は、守備での課題でもある。

愛媛としては90分間耐え続け、その上で攻撃のチャレンジを続けることで苦境を脱したい。その90分間で得られた結果は、必ずリーグ戦という長いスパンの戦いにも反映されるはずだ。今節対戦する横浜FCは開幕から8試合勝利がなかったが、今のポジションまで巻き返した。2位の湘南でさえ、8試合勝利から遠ざかった時期がある。今の愛媛はそれ以上に苦しい状況だが、ひとつ勝利をつかんで状況を反転させればまだまだ上は狙える。そうした気持ちを忘れることなく戦い抜けるかどうかも、今節の重要なポイントだろう。

以上

2012.09.13 Reported by 近藤義博
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