●吉澤英生監督（鳥取）：
「最初に、金曜日の19時半開始という試合に、たくさんのサポーターの皆さん、ファンの皆さんに足を運んでもらい、最後まで声援をいただいたことに、あらためて感謝したいと思います。残り10節、山形は昇格という目標があり、われわれも残留という明確な目標がある中で、非常に難しいゲームになると思っていました。山形は前線の選手、ブランキーニョをはじめ個の力が高い。そこでわれわれは組織として、1人が1.5倍、2倍、2.5倍、相手よりも運動量で上回ること、切り替えを意識することで試合に入りました。奥山がＪ初ゴールを決めてくれて、コツコツやってきた結果ですし、これを先につなげてほしいと思います。同点に追い付かれましたが、粘り強くやりましたし、最後はゴール前で体を張った結果、相手に追加点を与えなかったのが、勝機につながったと思います。後半、フレッシュな選手を入れて、すべてにおいて切り替えてやりたいと思って後半に向かいました。ピンチも作られましたけど、最後まで粘ってやった結果、美尾がああいう形で点を取ってくれましたし、途中から入った久保、吉野、小井手が、それぞれチームにスイッチを入れてくれたと思います。今後につながると感じました。この結果を受けて、次の甲府戦に向けてしっかりやっていければと思います」

Ｑ：実信選手を先発で起用したが
「実信も、内間も、コンディションが良かった。実信はボールをしっかり動かせるし、内間はヘディングも強いし、1対1も強い。そうした特徴を踏まえて、スタメンに名を連ねるだけの準備はしていたので、送り出しました」

Ｑ：三浦旭人選手の周囲に相手選手が入り込んで苦戦していたが
「前回（天皇杯の）草津戦で後半に並びを（4―4―2から4―3―3に）変えて、得点を奪うことができたので、攻撃のイメージを継続したい、貫きたいと思っていました。三浦旭人の周囲を使ってくることも予想できていたので、ある程度割り切って。トレーニングでイメージができていた部分もありますし、選手たちがやりながら、どうやるかは見えていました。何か指示をしなくても、選手たちがしっかり対応できていて、見ていて修正できているな、という印象を持っていました」

Ｑ：山形相手の勝利は、非常に大きいのではないか
「今日勝ったこと、勝点3を奪えたことは、選手がやってきたこと、この一戦に懸ける思いが結果に表れたと思います。これを次につなげるために、この勝利をベースにして、残り9試合と考えずに（戦いたい）。次は甲府ですけど、相手が上位かは関係なく、この一戦は絶対に取るんだ、相手に負けないんだ、というところを示しながらやっていけば、必ず結果はついてくると思う。仮にそうでなくても、次につながると思います。ここで勝って、次につなげられるかによって、抜け出せるかどうか。今日は喜んで、明日の練習のときには、切り替えられているようにもっていきたいと思います」

以上