今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第35節 岐阜 vs 湘南】プレビュー:守備に手応えの岐阜、期するはホーム3連勝。一方の湘南も初心を胸に挑む。(12.09.23)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
両者の前節は好対照と言えるかもしれない。

ホームに栃木を迎えた岐阜は、セットプレーの流れから1点をもぎ取り、守っては0封を演じて勝点3を手にした。アウェイ北九州戦こそ1−2で敗れたものの、ここ5試合は2勝1敗2分、とりわけホームでは千葉とスコアレスドローを演じ、東京Vと栃木からは1−0の勝利と、昇格争いを繰り広げる上位陣を相次いで苦しめている。現在ホーム2連勝中、順位も19位に上げた。

くだんの栃木戦後、GK時久省吾はチームの守備について語っている。「いまは共通理解をもってやれている」。前節然り、岐阜は今季の6勝をいずれも1−0で取っている。リーグ最少得点の彼らにとって、組織的な守備がゲームの流れを引き寄せるうえで肝となることは言うまでもなかろう。

「守備の意識はチームに浸透している」時久と同様に語るのは染矢一樹だ。「DFの4人だけでなく、前線からきっちりと守備をはめることが大事」。もちろん共有されたチームディフェンスは攻撃の足がかりでもある。染矢は続ける。「ボールを奪ってからどれだけ前に飛び出せるか、しんどくてもいかに走り、いいカウンターを出せるか。しっかり守ったうえで速いカウンターに繋げることが重要です」。

栃木戦についてさらに付け加えるなら、相手GKの再三の好守に阻まれながらも焦れずにゲームを運んだ点も見逃せない。「カウンターやセットプレーなどで危ないシーンがあったが、守備面でよく体を張ってくれた」行徳浩二監督がそう振り返った粘り強い守備の先で決勝点は生まれていた。「いい守備を今後も継続していきたい」相手ゴール前の綻びを突いた殊勲の関田寛士は語り、GK時久は「この勢いを湘南戦に繋げたい」と今節を見据えた。

一方、岐阜に乗り込むその湘南は前節、敵地で岡山に挑み、前半のうちにまさかの3失点を喫した。勝負の曲者は、この「まさか」だったかもしれない。曹貴裁監督は諭すように振り返っている。
「1点、2点と立て続けに取られ、まさかという空気が流れた。でも我々は開幕から目の前の1試合に向き合ってずっと取り組んできた。その結果として現在があるのだから、順位や立ち位置で自分たちのリズムを崩すのはよくない」

「うまくプレスがかからず、後手に回ってしまった」永木亮太がこう振り返ったように、前半は縦パスを織り交ぜゴールに迫る岡山のよさが目立った。失点の場面も圧力が効かずに運ばれた印象だ。だが後半は流れを引き戻す。「前半はボールを支配されていたので、後ろからしっかり繋ぎ、サイドをうまく使う意識で入った」そう語るのは、言葉どおりに反撃弾の起点となった岩上祐三だ。曹監督も、「悪い流れでも集中を切らさずにやらなければいけない。後半は本来の自分たちにかえることができた証」と敗戦にも糧を見出した。

岐阜戦に向け、永木は「まずは守備の面で集中して入り、攻撃に繋げたい。戦術以上にメンタルが大事だと思う」と初心を強調した。GK阿部伸行も、「いまこそ、いつもどおりにやりたい。“いつも”に自信を持ってるから」と語っている。

かたや岐阜の染矢は、湘南の印象について「全員がよく走り、球際も厳しい。技術が高いのはもちろんですが、いちばんの印象はそういうところです」と語る。むろん、気持ちの面で譲るつもりはない。
「運動量で自分たちが負けてはいけない。苦しい展開になっても、体を張って0で抑えればチャンスは必ず来るはず。気持ちで負けずに戦うことが大事」

開幕間もない前回の対戦は湘南に軍配が上がった。現在の立ち位置も違う。だが目の前の1試合にそれらは意味をなさない。岐阜はホーム3連勝を目指し、湘南も初心を胸に勝利を期す。球際を制し、ゴールに結ぶのはどちらか。一戦に懸ける強い気持ちの激突となる。

以上

2012.09.22 Reported by 隈元大吾
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着