●風間八宏監督(川崎F):
「試合が始まる前に、簡単な相手ではないということ、それから相手に左右されないということ、自分たちが何をするべきか、しっかり頭の中で思考してからゲームに入るように、90分間でしっかり勝点を取ればいい、という話をしました。実際に90分、そういう意味では焦れずによく戦ってくれたと思います。前半、レナトが入れた場面よりももっと簡単に入るところがありましたので、あのへんをしっかり取り切る。そうしたらもっともっと自分たちがリズムをつかめたんじゃないかと思います。ただし勝つことに対してブレずに、目標を達成してくれた。そこでまた1つ段階が上がったかなと思います」
Q:レナトの交代のところですが、ずっとボールを持って押していてあそこまでチャンスがあったと思います。後半31分まで引っ張った理由は何でしょうか?
「1つはレナトは決定力がある、それはわかっています。今、チームがだいぶ1つになっているが、少し理解が足りないところがあるので、そういう意味ではどういう状態で出すのか。逆に言うとレナトをベンチに置いておくことでものすごくエンジンが掛けられるということがある。彼がこの1週間すごくよく、トレーニングでいい状態でしたから、楠神の足の状態では出そうかと思っていた。レナトが段々チームに入ってきていますので、少しずつ長い時間、あるいは使えるようになってくれれば自分たちの武器。途中から出す武器ということだけではなくて、また違う意味での武器にもなる。そこは彼自身理解してやってくれているところで、そういう意味では今日は90分ぶんの仕事をしてくれたと思います。良かったと思います」
Q:風間宏矢選手に代わって入ったレナトが決めました。今季、風間サッカーを知っているフレッシュな3人を補強しています。彼は風間サッカーを良く知っているという部分はあるかと思いますが、逆に言うとフロンターレには彼ら経験の浅い3人に代わる選手がいないんでしょうか?
「1つ間違いがあるのは、ぼくのサッカーをよく知っているというのは間違いです。彼らはしっかりボールを持てるというところが基準ですから。それからもう1つは、僕の中でいつもどおりとは見てません。バランスが一番いい、実際に今日も何本もチャンス作れています。そういうところを見ると、流れがいいというところですね。ですから経験とか言うのは何をもって言うのかはわかりませんが、彼らがチームとして段々積んでいっているところですし、チームは徐々に上向きになっています。それからさっきも言った通り、勝つためにやる意味では、レナトのインパクトというのは間違いなくベンチに置いておくのはおかしいことではないですね。もちろん、彼自身もっともっと90分、流れの中でボールを失わない。あるいは守備の時にちゃんと戻れるという形になればいいと思いますが、そういうところで3人を使っています。もちろんいいから使っているんです。それからもう1つはご存じの通り、はじめからケガ人が多いので、それほどチームの中に豊富に全部揃っているとは言えません。ベンチの中にもまだまだ育ってきている途中の選手もいますし、経験のある選手は山瀬もそうですがああいうふうに戻ってきてくれればいいと思います。僕自身はそういう色眼鏡では全く見てません。その辺はご心配なく」
Q:彼ら3人がどうかというよりも他に、ケガ人もたくさんいて、他に彼らのポジションを奪うような選手はベンチの中にはいないということでいいんでしょうか?
「というか、ポジションを決めているんじゃなくて、いい選手を使っていこうということで、それぞれを組み合わせています。トップに楠神というスピードのある選手がいるのは怖いですからそこに置いています。今いる中で何を相手は怖いのか、自分たちがどう流れていくのか、と毎週毎週置いていくと、今日はこういう形になったというところです」
Q:前節ではジェシが今日のレナトのように、起用すれば力を発揮してくれるという状況です。そのチーム状況というのをどう見ているのか、同じような質問になるかもしれませんが、レナトは段々浸透してきてて、もう少し慣れてくれば先発からいけるという状態に近づいているのか?
「もちろん、全員そうだと思います。今日はレナトがすごく目立ってくれましたし、15分で90分ぶんの仕事をしてくれました。一番ボクらが大事にしているのはトレーニングの中です。そこでものすごく証明してくれている。ジェシもその前にすごく証明してくれていました。もちろん、井川がそのままいれば出ていたかもしれませんが、でも逆に井川がいてもジェシが出たかもしれない。レナトも同じことですし他の選手もそう。そこのところの意識が少しずつ高くなっているのは感じています」
Q:予想どおりレギュラー争いが激しくなってきて…
「早くなってほしいですね」
Q:うれしい悩みというか?
「極端な話を言うと、ベンチで口をきかないくらいに激しい争いの中でやってほしいです。チーム自体はそうなってきてますし、いろんなことでチームのためという、自分のためではなくチームのためということが共通認識になって来たところです。そういう意味ではそれぞれが勝負に対してこだわってくれて、練習もやってくれていますので少しずつ変わって来ているのかなと。まだ安心するような試合はないですが、変わってきてくれているのかなと思います」
Q:今日、札幌が降格することになりましたが。
「確かにすごく難しい相手。実際にサッカーというのはメンタルな部分が大きい。負けてどんどん自信がなくなって来たのかなと思います。一人ひとりのポテンシャルは高いですから、我々にとってもこういうゲームはすごく難しい。しかも今日相手は本当に怖がらず来ました。キーパーのところで、何が起きるかわからない、怖さがなくいろいろなことをやってくるので集中してやってくれと言いました。そのくらいに怖い相手だと思います。まだまだこのチームの本当のポテンシャル、チームとしてこれから伸びていく力は十分にあると思いますが、今日は本当に厳しい試合でした」
Q:風間監督が就任してから監督の口からサポーターについてまだ一度も出ていませんが、今日の川崎Fのサポーターについてどのように感じているのか教えてもらえますか?
「サポーターはすごく温かいですし、彼らは本当に後押しをしてくれていると思います。聞いてもらえればわかりますが、うちの選手がミスをしてもその選手を後押ししてくれますよね。どんな状態でも期待しているものがかなりあるので、その期待はすごく感じます。それから本当に一体になって戦えるサポーターだなと感じます」
以上















