●田坂和昭監督(大分):
「この一戦がどれだけ大事かというのを選手、スタッフ、もちろんサポーターも分かっていましたし、対千葉というところで僕はそんなに意識はなかったんですけど、どうしてもチームには苦手意識があると、なかなか千葉に勝っていないというところでものすごくなんか選手も感じるところがありました。今日の試合の中では千葉もカウンター(攻撃)とクロスが持ち味、そして、ウチもそこが持ち味なので、クロスの対決になるんじゃないかと思っていました。1点目の失点は結局クロスからやられましたし、ウチが2点取ったのもクロスからでした。そこで優位になり勝てたいうところが、非常に今日の試合で大きかったんじゃないかと思います。
残りの試合を考えてもまだまだ混戦ですし、我々は一喜一憂できるようなチームでもまだないので、しっかりと次の準備をして残りの試合を戦いたいなと思います」
Q:苦手の千葉ということで試合前に何か選手に特別なこととか、(残りの)3億円(のJリーグ借入金返済)が決まった次の試合ということで何か意気込みはありましたか?
「その2つの質問に対して、どちらも特別なことはしていないです。対千葉といっても、千葉よりはまず我々がやらなければいけないということをミーティングで話をしましたし、今日も対千葉というよりは自分たちの気持ちをやはり奮い立たせなければ勝てない試合だというところで、対千葉というところのその戦術的なこと以外で気持ち的なことはそこまで言っていないです。
あとは、3億円の返済のところで、もちろん選手もピッチで結果を出さなきゃいけない。結果を出して恩返しをするしかないという、もう合言葉のようにウチはなっていますので。もちろん3億円を返した次の試合でしたけど、常にそういう気持ちで戦っているので、私自身もあえてそこまで言わず、残りの試合をそういう気持ちで戦いましょうという話はしました」
Q:今日の一戦が重要だということで、その中で2得点決めた森島選手に対しての評価はいかがでしょうか?
「なかなか点が取れず、前節はPKで点は取ったんですけども11試合、12試合ぐらい連続で得点がないと。シュートは打っているんですけど、なかなか入りそうな感じもなくて、まあ、彼自身特有のストライカーで悩んでいるところにドツボにはまっていたんですけど、まあ、物事はシンプルに考えたほうがいいと。クロスに対してしっかりニアで入りなさいと。彼はファーサイドにかまえる傾向が強かったので、逆にシンプルにニアに入ってそのあとにファーを狙いなさいという話をして、トレーニングだったりとか映像を個人的に見せたりはしたんですけど、まあ、彼自身もホントにそのことに関して一生懸命取り組んでいましたし、今日の前半もニアに入ったんですけど、今まではなかったですね、彼がニアに飛び込むことは。まあ、合いはしなかったですけど、非常に迫力があっていい攻撃だった。それをやることによって今度ファーが効いてくるというところで、もうこんなに早く2点目をあのファーサイドで取ると思わなかったですけどね。だから、彼自身のもちろんポテンシャルもあるでしょうけども、まあ、ここで気持ちが吹っ切れてくれてまたゴールを量産してくれればうれしいなと思います。まあ、今日の2点というのは私自身も非常にうれしいですね」
Q:今日のゲームプランと、前半から後半に入る時に修正した部分というのはどういうことでしょうか?
「まず、ゲームプランはやはり先ほど言いましたように、相手もどちらかというとセットしてカウンターからの得点が多いと。そして、カウンターで得点できなかったらクロスからゴールを決めていると。そういうところでクロスの勝負になる。特にサイドの勝負になるという話をして、なかなか前半はサイドのところまで行かず、自分たちがクロスを上げることができず、まあ、自分が考える中では2本しか上げていなかったですよね。相手のほうがクロスを上げており、ハーフタイムにそこが違いだと。クロスの勝負になると言っているのにクロスが上がってないと。もっとクロスの数を増やさなければいけないというとろで、後半は選手も意識してサイドを使ってクロスをあげましたし、実際、2点を取りました。ハーフタイムに言ったのは、クロスの数で負けているから点が取れないんだと、クロスを入れてみろと。そんな難しい試合じゃないという話をして、それで選手はよく点を取ってくれました」
Q:松原選手をあの早い段階で交代させた理由は?
「ここ数試合、チームとして立ち上がり、なかなか自分たちのサッカーができず波に乗れず、今回の試合もそうですし、前回の試合もそうですが、早い時間に失点してしまっていると。やはり早い時間に点を取られると、1つゲームプランも狂うというか、やっていることを少し軌道修正しないといけないので、そういうところでまず個人ではないんですけども、まあ、どうしてもマツ(松原選手)のところからやられているのと、攻撃の時に前にボールが運べなかったので、敢えてもう早い時間に代えて、もともと(のポジションに)三平を戻して、FWに(選手を)入れたほうがより中盤がボールを動かせるんじゃないかなと思って。これはもう早い時間にチームを軌道修正するしかないと思ったので、敢えてあの時間でしたけど。まあ、もっと本当は15分ぐらいで代えようかなと思ったんですけど、それでも少し余裕をマツに与えようかなと思ったんですけど、そこまで戻らなかったので代えました」
Q:先ほど監督は千葉に対する意識はないとおっしゃいましたが、チームにとってこの千葉に勝ったことというのはかなり大きな意味をもつと思うんですけど、J1昇格争いをしていくうえで歴史を塗り替えるというか、そういうことが起きたことに対してはどのように思われますか?
「まあ、それは素直に選手がよく頑張ってくれて戦ってくれて勝ったことはうれしいですし、もちろんその対千葉というのはリーグ戦を考えるうえで対千葉の試合は重要だと。今日の試合を入れて残り5試合で相手が千葉だということは大事だという話はしましたけど、まあ、どのチームも特にJ2の場合は力が均衡していますし、どことやる時も苦労はすると思っています。けれど、やはり今、言われるように歴史は変えなきゃいけないでしょうし、それをやるのは自分たちが表現できると。バトル・オブ・九州でもウチは1試合も勝てなくて、今年初めて勝利をしましたし、ここにいるメンバーが何人かは違うチームで(J1に)昇格したことがあると思いますけど、やはりこういう苦しいJ2の中で昇格した経験はたぶんないと思うんですよね。ここにいる、ピッチに立てる、このチームにいられる、また、サポーターが応援してくれるところで自分たちはいつものようにやるしかないというところで、一つひとつ塗り替えていこう、一つひとつやっていきましょうというところはいろんな言葉を使って日々、選手には問いかけて勇気づけたり、モチベーションを上げたりしていますけど、まあ、そういうところですね」
以上















