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【J2:第39節 町田 vs 愛媛】プレビュー:野津田に足を運ぶ価値はある!最下位・町田がJ2残留をかけて臨む『クラブの歴史で一番重要な試合』(12.10.21)

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「今シーズンで一番重要な試合になる。言い換えれば、クラブの歴史において一番重要な試合になる」。オズワルド アルディレス監督はそう断ずる。勝又慶典主将も「これでみんなの人生が変わる」と覚悟を決める。「ここで落ちちゃったら引退も考えないと…」と漏らすベテラン選手もいる。FC町田ゼルビアにとって、21日の愛媛FC戦は、クラブの帰趨とそれぞれのサッカー人生を左右する大一番だ。

J2はこの試合を含めて残り4戦。町田は21位・鳥取と勝点4差で、最下位に沈んでいる。1999年に創設されたJ2は、22クラブという“定員”が埋まり、今年からJFLとの入替が始まる。J2ライセンスを持つV・ファーレン長崎がJFLの首位に立っており、入替戦を経ないで昇格してくることが濃厚。町田にとっては最下位を脱出し、現状の残留圏である21位以上に浮上することが至上命題だ。もっとも1節で勝点4差をひっくり返すことはできない。町田は他クラブの結果や勝点差をどうこう考えるのでなく、まず目の前の一戦を取ることに尽きる。

町田は7戦連続でスタメンだったFW北井佑季が、警告の累積で欠場する。またCBイ ガンジンも前節・熊本戦は負傷で退いており、メンバー落ちが濃厚だ。アルディレス監督は陣容をより攻撃的に組み替えて、この難局へ挑むことになる。前線は途中出場で好プレーを続けていた平本一樹がスタメンに復帰し、“秘密兵器”鈴木孝司も登用されそうだ。平本が「ボクはアイツと組むのが好き」と語るとおり、この2人は相性が良い。町田は最下位ながらパスの本数でJ2のトップ3に入るポゼションサッカーが売りで、それは今も全く揺らいでいない。愛媛戦でも平本、鈴木孝にドラガン ディミッチが絡む変型3トップが、相手を受身に立たせるだろう。

大一番の相手は愛媛。町田が開幕戦でなす術なく敗れた相手で、現在18位ながら4戦無敗と好調だ。町田の各選手が警戒ポイントに挙げるのは前野貴徳。「ドリブルができるし、スピードもある」(修行智仁)、「左利きだけど右足でもボールを持つ。クロスを持っているけど、中への切れ込みもある」(加藤恒平)という彼が、左サイドでアクセントになる。GK秋元陽太は今季ここまでフル出場を続ける守護神だが、実は町田市出身で都立野津田高校のOB。母校のすぐ脇にある町田市立陸上競技場へ“凱旋”することになる。更にボランチ村上巧は野津田から程近い桐光学園高OBで鈴木孝、北井の同級生。加藤とも立命館大の同級生で、親友だった。

町田のポゼションサッカーは大胆さが不可欠で、アルディレス監督も「自信を持ってプレーする」ことの重要性を口にする。「ピリピリし過ぎているわけではない。だからといって抜けているわけでもない」(修行)というのが今のチームの雰囲気だ。町田は若い選手が多く、彼らにとって今回の残留争いがサッカー人生最大の試練だろう。しかしここを乗り越えれば、得難い経験を手にできる。勝点4差は4試合あれば十分に逆転し得る数字で、愛媛戦は「勝つことで色々な可能性、希望が開ける」(アルディレス監督)試合だ。

町田にとって幸いなのは、残り4試合のうち3試合をホームで戦えること。鶴川駅、多摩センター駅発のスタジアム直行バスも、シーズン最終戦まで運行されることが決まった。野津田公園の豊かな緑と、多彩なグルメは“J1優勝争いレベル”なだけに、町田に興味があるけどまだ見てない方がいたら、このタイミングがお勧めである。季節的に最高で、何より残留争いの醍醐味を味わえるからだ。

以上
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