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【J2:第39節 山形 vs 北九州】三浦泰年監督(北九州)記者会見コメント(12.10.21)

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●三浦泰年監督(北九州):
「最後まで、ピッチコンディションと、選手と、レフェリーのフィーリングであったり、またピッチとのフィーリングであったり、簡単に転ぶシーンであったり、奪われるシーンであったり、プロでありながら、立ち上がりから何度も何度も滑っているような選手がいる。タフさが感じられない、そういう前半の入りから失点をして。サッカーというのは、よく『勝てばいい』という考え方がありますけど、勝敗に一喜一憂するんじゃなく、サッカーをやっていて魅力を、勝利というものだけじゃなく伝えることがどれだけ大事かということが欠けてしまった、非常に寂しい試合だったんじゃないかなと思います。そのなかで、なんとかゴールへ向かっていく、こじ開けようとする、そういうシーンはありましたけど、エレガントさであったり、スペクタクルさというのが欠けていたと思うし、そこに精度であったり、レフェリーのジャッジであったり、いろんなものが加わっていくなかで、サッカーというスポーツの魅力というのは伝えきれなかったのかなというふうに思っております。これが戦術的なものであったり、またシステムであったり、戦略であったり、90分間のなかで、準備段階のなかでいろんなことを準備しながらやったものの、そういう部分ではない何か欠けているものが多かったなあというふうに感じております。山形の地では我々らしいサッカーができなかったので、早く北九州へ戻って次の準備をしなければいけない。次はいい準備をして、次は簡単にピッチの上で転ぶようなサッカーをやらないように、90分間タフなチームで戦えるように、そういういい準備ができればいいなと思っております。細かいものはぜひ質疑応答で応えられればなと思っております。ぜひお願いします」

Q:今日の試合に限らず、先制点を奪われる試合が多いのですが、どういったことが要因と考えていますか?
「前節も前半こそスコアレスですけども、後半先に取られて、前節はなんとか逆転劇という形を取れた。その前は3節、3連敗なわけですから、それはもちろん先に点を取られているということが正しいんだろうけど、先に取る、取られないは大事なことだし、先に自分たちが点を取れれば自分たちらしさというものがより前面に出せるわけですから、この試合も立ち上がりと先制点は非常に大事だという入りをしていますけれども、集中力がないとは言いたくないけど、ある意味、点を取られてスタートする試合が多いことを考えると、立ち上がりの集中力であったり、今日であればウォーミングアップであったり、残り3試合となった段階ですべてを改善することは難しいと思いますけど、3試合のなかでしっかりした修正をできるように、次は先に点が取れるように、しっかり努力できればなと思います。ひとつありがちなのは、守備的に入りすぎてとか、逆に前にかかりすぎてとか、攻撃に人数をかけすぎているとか、いろんな要素はあると思うんですけど、毎試合毎試合、取られ方というものに違いはあるのかなと思いますけれども、原因はひとつじゃないと思います。なんとか3試合でこういうものを脱して、いい方向に引き上げることができればなと、ポジティブに受け止めていかなければいけないなと思います」

Q:前半にセンターバックの選手(キローラン木鈴)に負傷者が出て、そこにちょっと迷って中盤の選手(新井涼平)と代えたんですけれども、あの理由は?
「サイドバックが本職である冨士を中に入れて、冨士が2バックでこれだけ長い時間プレーするというのは、J2リーグの公式戦では初めてであるというなかで、展開を読んでどう人を入れていこうかなというときに、どうしても前の選手を投入していく形になるだろう、またはそういう展開になるだろう。で、山形はここ何試合か勝ててないことを考えると、この1点を無理して追加点を取りにこないで、この1点で逃げ切るという思考になる可能性が高いなと読んだときに、前の選手が交代しやすいように、冨士を中に入れて、前の鈴木慎吾を下ろしてアンカーを入れる。アンカーを入れることによって、守備と攻撃のバランスをしっかり取ったなかで、最後2枚の常盤と林を投入するタイミングが、1点差であれば出てくるんじゃないかなと考えておりました。宮本をセンターバックでそのまま入れる、ないしは多田を入れて、少し守備への意識を高める左サイドにする、いろんな考えがありましたけど、いま攻撃のところで、1試合とおして、山形さんは非常にいい攻撃はあったし、怖さを見せてましたけど、ここ数試合のなかでそれがネットを何度も何度も揺らすまでのパワーはないと考えていましたので、ピンチは何度かあったとしても、最終的には点を取れないで0-1というスコアのまま動いていくんじゃないかなと前半考えて、そのとおりにはなったんですけど、うち自身も最後のバイタルから裏を抜く、または相手に脅威を与える攻撃のアイデアとイマジネーション、非常に乏しかったなと。原因は我々にあったのかなと考えております」

以上
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