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【J2:第14節 横浜FC vs 愛媛】プレビュー:きっかけを掴み連勝を狙う愛媛を迎え、横浜FCは念願の三ツ沢初勝利をつかみ目標に向けて大きなきっかけとしたい(13.05.12)

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ゴールデンウィークの連戦が終わり、これから中盤戦に入る時期。勝点的には、昇格プレーオフ圏内から少し離れているが、この試合で対戦する横浜FCと愛媛は、これから勝点を積み重ねるためのチームとしての素地はできている。言うなれば、ブレイク寸前の状態。順位表を眺めると、勝点を試合数で割った勝点率で昇格の目安となる2を越えているのは神戸だけという混戦だけに、これからチームの勝ち方を固めて、勝点3を積み重ねることが大事となる。

横浜FCは、第12節の東京V戦(5/3@味スタ)で3ゴールを挙げ快勝したものの、前節の福岡戦(5/6@ニッパ球)では相手のしたたかさに敗れてしまい、勝点を重ねるゴールデンウィークとすることはできなかった。しかし、局面のチェックを厳しくする福岡に対して、よりワイドにボールを動かしながら後半の45分を一方的に圧倒したサッカーそのものは、昨年の躍進した状態に近づいてきたと言える。後半決定機も複数あっただけに、あとは決めきるところだけ。山口素弘監督は、前節の試合後「十分点を返せるところまで行ったけれども、追いつく追い越すためのパワーを付けないと」と勝点3への課題を述べた。この愛媛戦では、シュートへの積極性が大きなポイントとなる。その意味で、東京V戦でエース大久保が2ゴールを挙げて自信を深めており、前節は永井雄一郎が怪我から復帰して決定機にも絡んだことは明るいニュース。「(久々出場の福岡戦は)ゴール前の景色がまだちょっと違ったが、それをもっと合わせて最初から落ち着いてプレーできれば、ゴール前での力も出せると思う」(永井)と語るように、自慢のFW陣にゴールが生まれれば、自然と好循環となっていくだろう。前節の鬱憤を晴らす、FW陣のゴールが大きな鍵となる。

ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込む愛媛は、前節4位栃木を相手に3ゴールの快勝で連敗を脱出し、浮上のきっかけを作った。スコアもさることながら、栃木のビルドアップに対してうまく対処する戦い方が光る勝利だった。3-4-3のフォーメーションで、3トップが前線から相手DFラインにプレッシャーを掛ける。また守備に回ったらサイドの選手を下げて5バック気味にして割り切った対処をする。一方で、自らの攻撃の場面では、サイドかトップの選手にクサビのパスを送りスイッチを入れると、フォローする選手がオーバーラップを掛けて前向きの選手を次々と作る。そのスイッチへの反応が愛媛の持ち味。栃木戦のゴールもそのスタイルが存分に発揮されたものだった。

前節、福岡の3トップの守備に前半苦しんだ横浜FCにとっては、そのときの教訓を生かして、愛媛のプレッシャーを外していくことが第一。そして、愛媛のクサビのパスに対する対処とリスクマネジメントを行うことが、試合のペースを握れるかどうかの分かれ目となる。そして5バックと人数を掛けた守備をきれいに崩すのは困難だけに、ミドルシュートを含めた揺さぶりと積極性が求められる。愛媛にとっては、横浜FCの手数を掛けたポゼッションの中で、どこを狙い所にするか。その意思統一ができれば、自らのスタイルを出しやすくなるだろう。

横浜FCは、ニッパツ三ツ沢球技場では愛媛に負けていない(3勝4分)。三ツ沢のサポーティングは愛媛と戦うときに力となっていたことが証明されている。一方で2008年第41節の対戦以来、ここ4試合は引き分けの決着となっている。この試合は、どちらが今後上に上がっていくチームであるかを決める大事な決戦の場となる。今シーズンまだ1回も勝利を味わっていないホームのサポーターに早く恩返しをするためにも、横浜FCは勝たなければいけない試合だ。愛媛も3連敗からの2連勝がかかる試合。両チームとも必要なのは勝点1でなくて勝点3。最後までゴールに迫る激しい試合が見られそうだ。

以上


2013.05.11 Reported by 松尾真一郎
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