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【J1:第14節 F東京 vs 広島】プレビュー:リスタートのF東京、広島対策完遂なるか(13.07.05)

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J1リーグがいよいよ再開する。7位F東京は、ホーム味の素スタジアムで5位の広島を迎える。広島はリーグ中断期間中に、すでにヤマザキナビスコカップ準々決勝の2試合を消化しており、試合勘の差を埋めなければいけない。DF太田宏介は「試合の入り方が重要になる。ただ、この中断期間中に走りまくったので、フレッシュなところを見せたい。それに、何よりもホームなので盛り上げたい」と意気込んだ。

広島は今節、左サイドの清水航平が出場停止だが、山岸智も控えており、大きな変更はないだろう。佐藤寿人は例年通りの高い得点力を誇示し、高萩洋次郎は観客を楽しませるプレーを見せ続けている。また、一人ひとりが自分のタスクを忠実にこなしてチーム全体が生き物のように動くサッカーは今年も健在だ。
F東京は、2日の練習中に左ふくらはぎを痛めた渡辺千真が今節の出場を回避することが濃厚となった。得点ランク首位タイの9得点を挙げているエースの欠場は痛手だが、平山相太、ルーカスも好調を維持しており、その穴は最小限にとどまりそうだ。この中断期間中に特別指定選手として加わった武藤嘉紀や、ルーキーの三田啓貴ら若手の台頭も著しい。ランコ ポポヴィッチ監督も「18人を選ぶことが非常に難しかった」と口にしているだけに、今節はさまざまなサプライズが待っているだろう。

F東京は今週、小平グラウンドで、広島戦に向けて守備の確認を繰り返した。控え組の選手を広島と同じ3−4−2−1の並びにして広島対策に時間を割いてきた。広島は攻撃時、1トップ2シャドーの選手と、両ウイングバックの5選手が4バックで守る東京の最終ラインと横並びになる。ボールサイドからピッチを斜めに横切るパスを効果的に使って数的優位を生かした、特徴的な攻撃を仕掛けてくる。それをいかに封じるかがこの試合のポイントとなる。また、10日は広島と同じシステムを採用する浦和との対戦も控えているだけに、この特異なシステムへの対応が急務と言える。

対広島では、特に最終ラインの素早いスライドと、マークの受け渡しに加え、前線からのプレスが重要度を増す。ポポヴィッチ監督は言う。「広島は他とは違うシステムなので、その確認を行った。われわれの最終ラインは、4対5の数的不利になったとしても守れることを証明しなければいけない。それにボールを奪うことができれば、相手が人数をかけているからチャンスになることも理解しておかないといけない」

ただし、この対応策には、いくつかの問題点が潜んでいる。まず、運動量の多さだ。体力が落ちる後半、前線からのプレスが弱まると、必然的に決定的なパスを通される可能性が高まる。また、両サイドバックへの負担が大きく、体力自慢の徳永悠平、太田であってもガス欠を起こしかねない。さらに、そういった状況になった場合、2列目の両ワイドが下がって守備をしなければならなくなり、後ろが6バックとなって攻撃力が半減してしまう。
そこで、今週は広島と同じ並びにする3−4−2−1システムの準備も行ってきた。どこかのタイミングで大胆なドレスチェンジがあるかもしれない。広島は、直近のナビスコカップで3バックの柏に屈しているだけに、F東京がミラゲームを仕掛ける時間帯がこの試合の見所となる。

若手の抜擢や、戦術的な面白さも含んだ一戦。森重真人は「サポーターも週末の過ごし方に頭を悩ましていたと思う。これからは楽しみを与えられるようにしたい。去年のチャンピオンが相手なので、挑戦者として臨むことになる。だけど、僕たちが劣っているとは思っていないので、それを証明したい」と力強く話した。再開を待ち侘びたJ1リーグは、再開初戦からいきなり楽しみなゲームになりそうだ。

以上

2013.07.05 Reported by 馬場康平
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