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【J1:第19節 新潟 vs 清水】レポート:新潟が記念の400ゴールをゲットした川又の2得点で清水を粉砕。連勝を3に伸ばす(13.08.04)

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新潟が3-1で清水を下し、連勝を3に伸ばした。前半18分、川又堅碁が自身今季10点目で、チームの通算400ゴール目をPKで決めて先制。川又は後半25分にも追加点を挙げた。2-1の後半アディショナルタイムには、岡本英也のゴールでダメ押しした。
清水は新戦力のラドンチッチが後半30分に1点を返すが、反撃もここまで。立ち上がりに狂ったリズムを修正しきれなかった。

さまざまな要素を含んだゴールだった。先制点はチームの通算400ゴール、自身の10得点目、チームのJ1での日本人選手初の2桁得点。ただ、川又の喜びの中にそれらはなかった。「400点はラッキーだったけど、狙っていたわけではない。2桁もこれで終わりではないので」。その上で「勝ちたかった。勝ててよかった」。2011年の第28〜30節以来の3連勝。白星をつなげたことに笑顔を見せた。

複数得点は今季3度目。冷静さが際だった。先制点のPKは、田中達也からのクロスを受け、ゴール前で落ち着いてキープしたもの。「自分で取ったPKだったので、自分で決めたかった。口には出さなかったけど、オーラは出したつもり」。前日の非公開練習後に、自主練習で蹴ったのと同じ左角に決めた。

後半の2得点目は、田中亜土夢のクロスに反応し、ゴール前へ走った。相手が目の前でクリアミスしたところを逃さずに左足でとらえた。「最近、一番手応えがある」と言うゴール前での位置取り、動き出しに集中した成果だった。

この日の2得点でゴール数11。得点ランキングは7位に上がった。出場数は17試合だが、スタメン出場は第8節鹿島戦からで、初得点は第9節清水戦だった。これがスタメン12試合目。2トップの一角を確保してから、ハイペースで得点を重ねている。それでも「自分では早いと思わない。他の選手はもっと取っているから。まだまだです」。結果を残しても、おごらず、浮かれず。「まだまだ」という答えの中には、自分とチームが持っている可能性の確信が含まれている。

川又のゴールを引き出したベースが攻守の切り替えの早さを生かしたカウンターと、裏を狙う意識だった。清水のラインの裏を素早く狙い続けた。それを繰り返す中でつかんだチャンスに得点。「清水の弱いところを突いていく。選手は狙いを持ってやっていた」。柳下正明監督は評価した。
これで3連勝と上昇ムード。柳下監督は「簡単に勝ってきたわけではない。苦しい試合をものにしてきた。選手には自信を持っていいと伝えた」と言う。ただ、「これで絶対に満足してはいけない」と釘も刺した。選手の中には、それを真摯に受け止め、実力に変えていく雰囲気ができている。

一方の清水は「試合を分けたのは最初の20分」と、アフシン ゴトビ監督が言うように、立ち上がりで後手に回された。
高く保ったラインの裏を、新潟に狙われ続ける。何とかゴール前でしのぐ展開が続く中、前半18分にPKを与えてしまった。

後半は出だしからプレスをかけに行くが、25分にカウンターからピンチを招く。右サイドを破られると、クロスから失点。杉山浩太は「ブロックを作る暇もなかった」。新潟の攻守の切り替えに対応できずに主導権を握られた。

そんな中で収穫だったのは、初出場初スタメンのラドンチッチだった。ポストプレーを無難にこなし、打点の高いヘディングを披露。後半30分のゴールは、突破を図りながら、相手のパスミスを逃さなかったもの。初出場とは思えないほど周囲との連係も整っていた。今後、フィットの度合いが高まれば、前線の重要な起点になる。

新潟は次節の甲府戦、警告の累積のレオ・シルバと、終了間際に退場となった金珍洙が出場停止。主軸2人を欠いた中でチーム力が問われる。清水は新戦力を加えて立て直しが必須。リーグ戦はまだ折り返したばかり。上昇も失速も、積み重ね次第。試合ごとの結果を次に生かし続けられるかが、下位からの脱出を狙う両チームの課題になる。

以上

2013.08.04 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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