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【J1:第24節 大分 vs 清水】プレビュー:いま最も勢いに乗る清水が大分に台風とともに上陸。大荒れの試合の恐れあり(13.08.30)

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失意と歓喜、失速と加速。

前節、先制点を奪いながら逆転負けを喫した大分とシーソーゲームを制した清水。対照的な試合をしたチームが大分銀行ドームで戦う。前回の対戦(16節清水3−1大分)では、清水が大分に圧勝しただけに、大分としては“やられたらやり返す、倍返しだ!”といきたいところだが、両者の勢いは明らかで、その差は埋め難い。とは言え、サッカーは何が起きるか分からない「地球上で一番のスポーツ」(アフシン ゴトビ監督)である。筋書きのないドラマが生まれることに期待したい。

ここで整理しておくと、今季の大分は先制した試合が10試合。逆転された試合が5度、引き分けは4度ある。先制して逃げ切ったのは1度だけと、結果が出ずに苦しんでいることは明白だ。
前節の名古屋戦は、試合開始から相手の出方を伺うことなく、どのように相手を攻略していくか明確で、忠実にプレーしていた。「守備はスライドして受け渡し、ロングボールに対してセカンドをケアできた」と田坂和昭監督が振り返ったように、先制点も奪い、攻守で思惑通りの試合展開であった。
だが得点後は目を覆いたくなるような惨状が続いた。今季何度も見てきたパターンだった。「負の連鎖」と田坂監督は表したが、リードしたことで勝利を意識し過ぎたのか、動きが鈍くなり、簡単に失点を許した。これまでの惨敗をしっかりと糧にし、その苦い経験を活かせていない。これが大分の抱える問題であり、勝てない理由だ。
中2日で劇的に変化することは難しいが、同じ過ちを繰り返さないように「意識して改善しなければいけない。下を向いている場合ではない。引き分けでは意味がない」と高松大樹が言い聞かせるように語ったように、気持ちの部分で切り替えるしかない。
J1残留のボーダーラインの15位甲府との勝点差は14。残り試合を考えると、これ以上離されることは何を意味するか監督や選手は分かっている。大分にとって今季の命運を握る試合となりそうだ。

一方、今季初の逆転勝利を飾った清水は、最高の形で大分戦を迎える。ラドンチッチ、大前元紀、本田拓也が加入し、夏の大型補強に成功。特にラドンチッチは得点を奪え、ポストプレーもこなし攻撃の核として活躍している。この大型FWの存在は大きく、チーム全体でやるべきことが明確になっている。ターゲットにボールを集め、その周辺の選手が衛星的に動き、チャンスを作る。前節は高木俊幸がラドンチッチと絡み、途中出場ながらハットトリックを達成した。
若手が勢いづくとチームの雰囲気は明るくなる。失敗を恐れず、チャレンジする空気がみなぎる。清水は勝点3どころか、大量得点の予感さえある。勝てば勢いは増長し、一気に中位から抜け出す雰囲気はある。台風とともに強い勢力を保ったまま大分に上陸する。

以上

2013.08.30 Reported by 柚野真也
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