カップ戦のタイトルへ通じる重要な試金石であり、リーグ終盤戦を占う一戦でもある。カテゴリーこそ異なるが、リーグ戦では共に後がない状況であり、この試合を“起爆剤”としたい。
公式戦2試合連続のホームゲームとなるのは磐田。直近のリーグ・仙台戦は1-1のドローに終わった。前半を0-0で折り返したが、63分にゴール前の混戦から仙台・菅井直樹にゴールを許し、1点を追う展開に。75分に駒野友一のクロスを前田遼一が押し込み、同点としたが、反撃はそこまで。ホームで痛い引き分けとなり、“残留ライン”の15位・甲府との勝点差は『10』で残り6試合に挑む。
大きな重圧を受けるリーグ戦の最中に迎えるカップ戦となるが、“継続路線”で臨む。関塚 隆監督は逆転のチャンスもあった仙台戦を「あの試合で勝点3を取れていれば・・・」と悔やんだが、「チームとして同じ“絵”を描けるようになってきている」と前向きに振り返る。札幌の印象については「J1での経験のある選手もいるし、スピードや高さなど特長のある選手もいる。財前監督の下、中盤でしっかり作って仕掛けてくると思う」と言及。リーグ戦の次節・川崎F戦へつなげる意味でも必勝態勢で調整を続けてきた。
ただし、苦しいメンバー構成を強いられている。9月に加入した安田理大、期限付き移籍先の新潟より復帰した竹重 安希彦が選手登録のためこの試合に出場することができず、日本代表・伊野波雅彦も欧州遠征のため一時チームを離れている。また、けが人の山田大記、山崎亮平、金園英学も別メニューで調整を続けており、この試合の欠場は濃厚。負傷のため長期離脱中の松浦拓弥も含め、複数の主力クラスの選手を欠く状況だ。
この苦境で問われるのはやはりチームの底力である。昨季札幌とは1勝1分。札幌ドでの開幕戦では0-0に終わったが、7月のホームゲームでは4-1と大勝した。その試合でCKから2ゴールをマークしたのはセンターバックのチョ ビョングク。「札幌は昨季とは違い、パスをつないでくる印象がある。しっかり準備していきたい」と意気込みを語る。今季はけがもあり出場機会を得られない時期もあったが、仙台戦でスタメンに復帰。チョらこのタイミングで出番を得た選手がどれほどのパフォーマンスを発揮できるかが、試合の焦点となる。
対する札幌は直近のリーグ・群馬戦(札幌厚別)を1-3で落とし、下位クラブに2連敗。ホームでの敗戦は第16節・水戸戦(5/26)以来9試合ぶりとなり、順位も8位から10位へ後退した。リーグ戦でここから山形、京都、千葉、神戸と上位陣との対戦が続くが、プレーオフ圏内へ食い込むためには一つも落とせない状況だ。
ここ2試合で5失点の守備は修正点の一つ。群馬戦では前半立ち上がりの締めるべき時間帯に群馬・青木孝太に単独突破を許し、失点。さらに後半の立ち上がりにも曵地裕哉のキャッチミスから失点するなど自らリズムを崩してしまった。群馬戦を「後半立ち上がりの失点で難しくなってしまった」と振り返ったのは財前恵一監督。無論、ミスはいかなる状況でも起こりうるものだが、J1クラブとの対戦となるだけに、ミス絡みかつ早い時間帯の失点は極力避けたい。無失点のまま粘り強く試合を進め、その上でパスをつなぐ持ち前の攻撃サッカーを展開することがゲームプランとなるだろう。
なお、群馬戦で2度の警告を受けて退場処分となった河合竜二が出場停止。また、この夏に加入し、セットプレーのキッカーも務めているベトナム代表のレ コン ビンも代表戦のため不在となる。磐田同様、複数の選手を欠くことになるだけに、こちらもチームの選手層を改めて問われることになる。
試合の会場はヤマハスタジアム。磐田市内では10月に入り各地で秋祭りが行われており、この連休も賑わいを見せているが、それに負けない熱いファイトを期待したい。
以上
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現在(12日13:48時点)の状況は、磐田 16,554票 vs 10,212票 札幌
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2013.10.12 Reported by 南間健治
J’s GOALニュース
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