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GWはJリーグに遊びに行こう!12万名様ご招待
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FUJI XEROX SUPER CUP 2017

岐阜
岐阜

10周年の節目のシーズン。万年残留争いのイメージを一新する

今季のみどころ

昨季は最終戦まで残留争いを繰り広げ、2年連続で20位に沈んだ岐阜。2012年にJ2の入れ替え制度が始まって以降、5シーズンで4度の崖っぷち残留に甘んじてきた。

J2参入10年目の今年、チームの再建を託されたのは、甲府をJ1に昇格させるなど豊富な経験を持つ大木 武監督。スタッフも刷新され、選手もラモス体制の主力だったレオミネイロや高地 系治を含む19人が退団。登録25人中半数の12人が新加入(2月9日時点)と大幅に顔ぶれが変わった今季は、J1昇格への「基盤づくり」と「一桁順位」の両立を目指す。

新指揮官は「ボールをできるだけ相手に渡さず、90分間休まずプレーする」ポゼッションサッカーを志向する。ショートパスをつないで攻撃を組み立てるので「パスサッカー」と評されることもあるが、その神髄は「できだけボールを保持すること」。リスクを冒さず、ボールを回して相手のスキを作り、縦へパスを入れるタイミングを常に狙う。

攻撃の心臓部を担うのは、技術と判断力を持ち合わせた司令塔、庄司 悦大だ。キャプテンを任される背番号10番は監督、選手からの信頼も厚く、庄司がボールを持った瞬間3トップ、両サイドバックが一気に加速。左右中央、長短自在のパスでチャンスメイクする。心配される昨季13得点を上げたレオミネイロの穴は、センターバック以外の8人が得点に絡むチーム力で埋める。

昨季リーグ最多失点に終わった課題の守備についても、「まずはクオリティの高い攻撃をすること」と大木監督が語ったように、ポゼッション率を高め、守備の時間を短くすることで改善を図る。ボールを奪われた後の対応にはまだ少し課題が残るが、速い切り替えを徹底し、前線からすぐにプレッシャーをかけてボールを奪い返す守備を開幕までに磨いていく。

大木イズムが早くも浸透し、チーム全員がコンセプトを共有。誰が出ても、スピーディーで攻撃的な、見ていてワクワクするサッカーが見られそうだ。

Reported by 山田 智子

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