静岡県磐田市をホームとする歴史ある名門

1972年に創部したヤマハ発動機サッカー部が前身であり、1994年からJリーグに参加しているジュビロ磐田。

元日本代表監督のハンス・オフト氏がJリーグ参加初年度に監督を務め、元イタリア代表のサルヴァトーレ・スキラッチ氏、元ブラジル代表でキャプテンを務めたドゥンガ氏が過去にプレー。そして日本代表でも活躍した名波浩氏、福西崇史氏、中山雅史氏、奥大介氏、服部年宏氏など、スター選手が勢揃いのチームでした。
オフト氏
スキラッチ氏
ドゥンガ氏
名波浩氏
福西崇史氏
中山雅史氏
奥大介氏
服部年宏氏

多くのタイトルを手にした”黄金期”90~00年代

1997年に2ndステージで初優勝をつかむと、2004年までの8年間でJ1リーグ、天皇杯、Jリーグカップ、スーパーカップ、アジアクラブ選手権など、国内外の様々なタイトルを総なめにしました。

選手個人も多くのタイトルを獲得し、1998年には中山雅史氏がMVP、得点王、ベストイレブンを受賞。

中でも2000年代初頭の名波浩氏を中心としたチーム作りは現在も多くのサッカーファンに語り継がれています。

クラブ初のJ2リーグ降格、レジェンドと再びのJ1リーグへ

2013年に不振を極め、2014年からはJ2リーグへ降格。

しかしシーズン途中からクラブのレジェンド・名波浩氏が監督に就任。J1昇格プレーオフに敗れ、1年での復帰はならなかったものの、2015年には2位の成績を収め、J1リーグへ自動昇格をつかみました。

復活の名門が三度のJ1リーグへ駆け上がる!

J1リーグ昇格後、2017年は6位の成績を収めましたが、2019年に2度目のJ2リーグ降格が決定。2020年はJ2リーグ6位と、昇格を果たせず、2021年も開幕二連敗と苦しみます。

しかし、3節水戸戦で初勝利を収めると好調をキープ。5月15日群馬戦から6月26日長崎戦までJ2記録タイとなる7試合連続完封勝利を達成し、7月3日新潟戦で3-2の勝利を収め、8連勝で初めて首位に浮上しました!

そして39節水戸戦で1-3の勝利を収め、3年ぶりのJ1リーグ昇格が決定!圧倒的な強さと自信を身につけ、名門がJ1の舞台に乗り込みます。

選手・スタッフ・サポーターたちの喜びの表情をお届け

ここからは昇格が決定した水戸戦後の選手達・スタッフ・サポーターの表情と、優勝が決まった瞬間の映像をお送りします!

チームをけん引した選手たちを紹介

セービングも顔立ちも魅力的な守護神・三浦龍輝選手

年間を通しゴールを守ったのは、今季から守護神に定着した三浦龍輝(みうらりゅうき)選手。

足下の技術を活かした正確なキックもちろんですが、ピンチでの高い集中力で何度もチームを救いました。

端正な顔立ちも素敵です。

気迫のディフェンスリーダー・大井健太郎選手

プロ19年目、クラブ在籍14年目。経験でチームを引っ張るディフェンスリーダー、大井選手。

的確な指示でチームを動かし、若い選手が多いディフェンスラインを統率。冷静さと気迫を兼ね備えたプレーが目立ちました。

チームの頼れる兄貴分、ひいては父親のような選手です。

凄みを増す生ける伝説・遠藤保仁選手

昨シーズンから期限付き移籍で加入している元日本代表・遠藤選手。

まるで流れている時間が違うかのような”間”を制したプレーが今季も冴え、多くの得点機を演出しました。

今季で41歳を迎えましたが、プレーは年々凄みを増しています。

最終ラインからゴール前まで!重要な黒子役・鈴木雄斗選手

万能な働きが目立ったのは、今季から加入している鈴木雄斗選手。

MF登録で、山形所属時は10番も背負った選手ですが、ディフェンスラインや両ウイングバックで柔軟にプレー。機を見た攻撃参加で何度もゴールを奪いました。

15節東京V戦では、利き足ではない左足で、難しいボールを強烈ボレー!

さすがの技術と笑顔満開・大津祐樹選手

こちらも今季から加入した大津選手。

シーズン序盤は途中出場が中心でしたが、6月ごろからスタメンに定着すると、流石の技術で攻撃陣にアクセントをもたらしました。

時折見せる笑顔も魅力のひとつ!!!

頼れる巧みなゴールハンター・ルキアン選手

最前線で活躍したのは、なんといっても頼れるエース・ルキアン選手。

巧みな駆け引きでスペースを作り出し、正確にゴールを打ち抜く神出鬼没なストライカーです!

現在得点ランキング首位に付け、得点王のタイトルにも期待がかかります。

まだまだ見逃せないJ2リーグ!

磐田がJ2リーグ昇格と優勝を決めましたが、残留争いやタイトル争いなど、まだまだ白熱のJ2リーグは続きます。

アツすぎるJ2リーグをチェック!